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junp_Sn-Fk.
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酢酸🐣♡🐤
2,240
⚠長めです、時間ある時読んでぇ笑
side.💛
辰哉はちゃんと、愛情を言葉にしてくれた。
💜「ひかる、すきだよ?」
💜「めっちゃすき!」
💜「…愛してる。」
真っ直ぐにその言葉を発せることが羨ましかった。
俺にはできないことだった。
💛『そのっ、辰哉、』
💜「んー?わら」
💛『…えーと、』
💜「…顔真っ赤。いいよ?
無理に言わなくて。分かってるから。わら」
辰哉はそう言ってくれるけれど、言葉にできないのがとても申し訳なかった。
💛『…ごめっ、』
💜「いーのいーの。」
そう呟く辰哉は、
目を合わせるのが下手だった。
その時だって、空を仰いでいた。
俺らは正反対だった。
言葉で示すのが下手だった俺と、
行動で示すのが下手だった彼。
お互いに欠けていた部分を補い合えたからか、俺らは夫婦とまで言われていた。
💚{照とふっかってさ。
どっちかがいなくなったら、
大変なことになりそうだよね。笑}
💙《な。パニックでも起こしてそうだわ。》
❤️«2人で1つって感じね。いいと思うよ。»
🩷〚お互い仕事で離れてる時は
どう解決したのー?〛
💛『…がんばった。』
💜「俺も。照のこと“だぁいすき”だからさ。
頑張れた。」
🧡〝とか言いながら、
目を合わせへんふっかさん、
罪やねぇ笑笑〟
いつもこんな日常を送っていた。
💜「…俺さぁ。いつか、
照にだけでもいいから、
目を合わせて話せるように、
なりたいんだぁ、」
真夜中のベランダにて。
2人でアイスを食べながら、星を眺めていた。
💛『…俺も、いつか、辰哉にだけでも、
恥ずかしがらずに言えるようになりたい。』
お互い言葉に発しなくても、
行動に示さなくても、
分かっていた。
俺達は愛し合っているという、
謎の自信があった。
💜「あはっ、いつだろーね。
“いつか”。」
💛『…ね。』
💜「これからもずっとずっと、
一緒にいる予定だからさ。
俺はいつでもいいよ。」
💛『…っ、///』
言の葉にしないかわりに、俺は辰哉の方に視線を向けた。
約束だよ?
そう問うように。
しかし辰哉とはやっぱり目が合わなかった。
それでもこの関係が嘘とは言えなかった。
ある日。
辰哉から一通のメールが届いた。
「今週末暇だよね?遊び行こ。」
俺は目を細めながら、返信した。
『どこに』
「遊園地。」
『どこの』
「どこでもいい。照と車で行けるとこ。」
『調べとく』
俺はメッセージを送ったあと、仕事にしっかり取り掛かった。
残業になるわけには行かなかった。
今週末には、恋人と遊園地へ行けるのだから。
遊園地の日。
💜「んー、ごめん。照。待った?」
💛『別に。』
💜「って言いながら30分くらい
待ってんでしょ?ごめんね?」
💛『…大丈夫。』
辰哉の感はよく当たった。
まるで魔法使いみたいだった。
ジェットコースターに乗ったり。
💛『やばい!!ほんとにやばい!死ぬ!』
💜「死なないから!わら
ほら、両手あげてみ〜?」
お化け屋敷に連れ込まれたり。
💛『ねぇほんと無理!!たすけて!!』
💜「べっ、別に俺はこわくねぇし、っ」
ご飯を食べたり。
💛『…。 (( 💜の頬に付く米を取って食べ』
💜「!!?//////」
今日も、1日が終わりかけていた。
最後に誘われた観覧車。
オレンジ色の空の下で、俺達は2人きりになった。
💛『…今日、楽しかった。』
💜「んはっ、俺は今も楽しい。
また来ようね、絶対だよ。」
家にいる時と同じ。
俺は直接的な言葉は発せないが、しっかりと目を見て。
辰哉は外を見ているが、直接的な言葉を俺に伝えてくれた。
💜「…俺、今なら頑張れるかも。」
彼はそういい出した。
耳を赤くしながら、こちらに振り向く。
💜「…ひかっ、る。
…愛してる。」
💛『!!』
俺は言葉が出なかった。
初めてだった。
辰哉が目を見て、伝えてくれた。
俺もすぐさま返さなければと思ったが、それは叶わず、すぐに観覧車から降ろされた。
💜「…はっず、やっぱ無理。」
辰哉は目を逸らしながらそう言う。
でも言えたんだよ。
すごいんだよ。
そう言おうとしても、口は動かなかった。
💜「…待ってる。
ずっとずっと一緒にいるから。
いつでもいいよ。
照に、言われてみたい。」
いつか言えばいい、
そう思った。
誕生日にでも、
覚悟を決めて言えばいいと思った。
暗い帰り道。
俺は無意識に辰哉の手を掴んでいた。
💛『…。』
💜「…っ、////」
いつもベランダから見るような星空が見えた。
後からの足音に気づかなかった。
💜「!!
ひかる!!あぶない!!!」
俺は握っていた手を振りほどかれ、遠くに押された。
目の前で身代わりになった辰哉が、俺の代わりに、刺されたのだった。
通り魔らしき人間は去った。
俺はそいつの顔なんて気にしていなかった。
ただ目の前に見える、血の海に囲まれた辰哉を見つめた。
💛『…は、』
💜「…ひか、る、笑」
俺は震える手で救急車を呼んだ。
到着まで20分。
💛『うそ、ねぇ、うそ!!!!』
💜「ひかる、怪我…して、ない?」
喋る間にも、血の海の面積は広がっていく。
💛『喋んな!!!だまれ!』
💜「…俺は悔いないよ、
ちゃんと“行動”して…照を守れた。
褒めてよ、偉いって、いってよ、」
💛『偉いからっ…喋んなって、っっ』
救急車が到着する。
俺は辰哉と一緒に、乗り込んだ。
💛『…懐かし。』
俺はその時のことを思い浮かべながら、
呟いた。
目の前には、半年間目を覚まさない辰哉が。
生きてはいるのにね。
あの日俺を、身を呈して守ってくれた、辰哉が。
辰哉のベッドシーツに、俺の涙がこぼれ落ちる。
💛『…っ、』
あの時“好き”だとか“愛してる”だとか、
ちゃんと向き合って言えば良かった。
辰哉はちゃんと行動した。
自分の苦手なことを、克服したのに。
俺は言えていない。
💛『っ、
愛してっ…るッ、
辰哉のこと、大好きっ、
だから…起きてっ、』
今言っても彼には届かない。
俺の泣き声と届かない愛の言葉だけが、病室を埋め尽くしたのだった。
fin.
コメント
7件
最近悲しい系が多い… (おめーもふっかさん昇天させてたじゃねぇか 途中「オレンジ色の空の下で」って出てきて「オレンジキス」かと思った♪
ふっか、起きてよ…
うわぁ…第2話、読み終わったよ…😭💔 最初の甘々な日常パートと、最後の病室のギャップが辛すぎる…「いつか」が永遠に来ないかもしれないって、読んでて胸が締め付けられたよ。辰哉が初めて目を見て「愛してる」って言えたあの観覧車のシーン、めっちゃエモかったのに…🥺 そして「行動」で示した辰哉と、ようやく言葉にできたひかる。お互いが苦手を克服しようとしてたのが切なすぎるよ…。続きが気になるよ、junp_Sn-Fk.さん!😢✨