テラーノベル
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郵便ボックスを開けると、差出人も宛名も書かれていない細長い茶封筒が入っていた。それを部屋に入って開封すると、中には小さい透明なビニール袋。その中には錠剤が入っていた。
「……何だよこれ?」
気味は悪いが、送り主の検討はついている。いや、正式には名前も素性もわからないが、おそらくあいつだ。パソコンでメールボックスを確認すると、例の謎の差出人からの新規メールを受信していた。
『その薬も持って行け』
それだけ書かれている。
「意味わかんね」
夕方──。
昨日のメールに書かれていた彼女のスケジュールに合わせて、都内の写真撮影スタジオの近くで待った。半信半疑だったが、時間通りに彼女が出てきた。
綾城楓──。
最近バズって人気になった元地下アイドルのタレントだ。昨夜インターネットで情報収集したとこ****************
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シュメール
80
えっ
7
MaruM
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コメント
1件
第99話、ゾッとしながら読ませていただきました……。主人公が葛藤しつつも薬を入れてしまうラスト、胸が締め付けられました。メールの差出人が会話の内容まで知っている不気味さも効いてますね。楓さんの「SELENさんが好き」という告白も衝撃的で、複雑な人間関係がどう絡むのか続きが気になります。灯甲妃利さんの心理描写の細やかさが光る回でした。