テラーノベル
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担任 「今日から少しの間このクラスに新しい人が来ます」
クラス 「えーー転校生?女子?男子?」
担任 「はい。静かに。入っておいで」
? 「はじめまして。深澤辰哉です。3週間という短い間なんですけど、よろしくお願いします」
クラス 「よろしくお願いします」
〇〇 (私はあんまり関わることがないようにしよう)
朝の会終了
深澤 「お名前教えて」
〇〇 「西山〇〇です」
深澤 「西山さんね。俺深澤」
〇〇 「知ってます」
深澤 「俺ここのクラスを中心に回ることになってるから。よろしくね」
〇〇 「よろしくお願いします」
帰りの会
担任 「じゃあ話は以上です。号令」
号令 「起立、気をつけ。礼」
クラス「さようなら」
〇〇 (いつも通り勉強しよっと)
〇〇 「先生」
担任 「どうした?」
〇〇 「今日も勉強して帰りたいので、いつものところ使ってもいいですか?」
担任 「全然いいよ。勉強頑張って」
〇〇 「はい。ありがとうございます」
パソコン室
〇〇 (やっぱりここは集中できるな。集中して30分がんばろっと)
30分後
深澤 「失礼しますって、西山さんじゃん」
〇〇 「どうも」
深澤 「もしかして、勉強中だった?」
〇〇 「ちょうど今休憩しようとしてたところです。先生はなにかようでもあったんですか?」
深澤 「石原(担任)先生がパソコン室なら空いてますよって言ってくれたから。来たの。そしたら集中してる西山さんがいたから」
〇〇 「そうなんですね」
深澤 「集中したかったのにごめんね。俺も集中してがんばろっかな?西山さんも頑張って」
〇〇 「ありがとうございます」
30分後
〇〇 (終わったけど、声かけて帰るべき?)
深澤 「もしかして、西山さん終わっちゃった感じ?」
〇〇 「はい。今終わりました」
深澤 「もう少しだけ待っててくれない?あと少しで終わりそうだからさ」
〇〇 「分かりました」
5分後
深澤 「よし!終わった」
〇〇 「お疲れ様です」
深澤 「西山さんもお疲れ様」
〇〇 「作業してたのって大学の課題ですか?」
深澤 「ううん。石原先生にお願いされてたのをしてただけ。これから大学の課題しないといけない」
〇〇 「大変なんですね」
深澤 「そうそう。大変。てかさ、西山さんって距離あるから〇〇ちゃんって呼んでもいい?」
〇〇 「西山さんでお願いします。女子にそれを聞かれるとめんどくさいんで。お願いします」
深澤 「はーい。てか女子って怖いよね。喧嘩の時、男子と比べものにならないくらいじゃん?だからあんまり関わらないようにしてたの?」
〇〇 「はい。別のクラスには友達っていうか幼馴染がいるんですけど、その友達以外では仲良くしている人はいないですかね」
深澤 「そうなんだ。俺も幼馴染が女の子だったんだけど、その幼馴染の子が1回いじめられているのをみたのよ。それで顔は傷だらけで「大丈夫?」ってしか言えなくて、本人に「いじめられてるの?」なんて聞けないじゃん?だから誰にも相談できずに、そのままにしてたの。そしたら、幼馴染が耐えられなくなって、自ら命を落とすような行為をして、幸い助かったんだけど、それからは見てないんだよね。助かったっていうのは親から聞いていて、多分引っ越したんだと思う。でも、俺は幼馴染のことが好きだったから。必死に探した。幼馴染の子の母親に会って話を聞いたら、助かったって言った翌日の朝に、いきなり息を引き取ったっていわれて、もうショックだった。誰にも言えなくて、でも母親は知ってたんだけど、傷つくだろうからって黙ってたんだって。それで俺は不登校になって。その時の担任の先生が学校に行けるようにしてくれて、俺もそうなれるようにって教師になろうと頑張って来たんだけど、全てがうまくいくわけじゃないから、失敗ばっかりしてた。その時も先生たちが助けてくれたから。西山さんには誰かを頼ってほしい。誰もいいよ。でも人間は一人では生きていけないから。誰かに頼ってみるのもありじゃないかなって思う」
〇〇 「わかりました。でも、なんで悩んでいることが分かったんですか?」
深澤 「だって、顔に私悩んんでますって書いてあるんだもん。だから誰かに相談できてないのかなって思っただけ」
〇〇 「深澤先生ってすごいですね」
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