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プロイセン×シュレジエン×オーストリア( /ヽプスブルク帝国)
シュレジエン受けです。
地雷の方はブラウザバック推奨!
僕シュレジエンは、オーストリアの家に住んでいる。
オーストリアはなんだかんだ僕のことを気にかけてくれるし嫌いではないんだけど、
最近はずいぶんと苦労をしているらしい。
ピンポーン….
インターホンが鳴る。
ピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポ
「あぁうるっさいですねまたあのクソ普野郎ですか!!」
オーストリアはそう怒鳴って玄関へ向かっていった。
ふっ、オーストリア、君もまだまだだね
僕はプロイセンがインターホンで太鼓の達人をしていたのに気づいたぞ
しばらくして、玄関から大声が聞こえてきた。
「シュレジエーン!!プリーズ!!!」
「うるっさいですね黙りなさい!!」
プロイセンだ。
プロイセンとオーストリアは、最近僕を巡って争いをしている。
二人とも、僕のために争わないで♡
いやキモ(スンッ)
「シュレジエンもこの几帳面野郎の所に居たくないだろ~!」
「あっ、待ちなさい家に入るな!!そして家の中をドタドタと走るなこの無礼者!!」
オーストリアの忠告虚しくプロイセンの駆ける音がこちらへ向かってくる。
「シュレージエン!!」
(うわっ….)
不覚にもそう思ってしまった。
プロイセンは嫌いなわけじゃないけどテンションが高くて少し苦手だ。
「シュレジエン俺の所に来いよ!毎日いいもん食わせてやる!」
いや、今の生活でもういいもの毎日食ってるんですけど…(
「ふんっ、アンタの貧相でぐちゃぐちゃな料理でシュレジエンの気を引けるわけないでしょう」
ふんっ、とオーストリアはそう言い捨てる。
「ハァ~~~?テメーも脂っこいもん毎日食わせてんじゃね~の??」
「そんなわけないでしょう!少なくとも貴方よりは健康的ですね」
プロイセンはそのオーストリアの声を無視し、再度僕に話しかけた。
「シュレジエンもオーストリアの所は居づらいとか思ってんだろ??わかるわかるぜ」
「何言ってるんですか、貴方の暑苦しい態度こそシュレジエンは嫌っているのでは??」
二人の圧が強すぎて何も言えない…((
というか、二人とも好きとか嫌いとかないんだよなあ僕は。
「シュレジエン寄越せ!」
「寄越す訳ないでしょう命に懸けてでも!!」
「ハーン??そんな口聞いていいんですかぁ??侵攻しますよぉ?
オンナが君主になったのも俺気に喰わねぇんだよなぁ~~」
「知りませんよばか!!とにかくシュレジエンはやりませんからね!!」
オーストリアがプロイセンの背中を押してなんとか帰らせようとするが、プロイセンはビクともしない。ゴリラかよ
「なぁ、シュレジエンはどっちに行きたいんだ?」
プロイセンは悪魔みたいな笑みを浮かべながら僕に聞いた。
「え、…ええと、….。」
僕は口ごもってしまった。
プロイセンはそんな僕を見て、再度ニチャァと笑ったかと思うと、あっさり帰っていった。
「ふん、…全く、」
オーストリアは近所のガキを見るような目でプロイセンの背中を見送りながらつぶやいた。
そして、僕の方を向いて、さっきより明らかに優しい声で言った。
「大丈夫ですよ、私が貴方を守りますからね」
「貴方は私の大事な大事な子なんですから」
僕は軽くうなづいた。
また、今日もおやつに高級そうなお菓子が出されるのだろう。
せいぜいこんな口論だろうと思っていた。
僕を巡った血なまぐさい戦争になるとは、
今の僕には信じられない事項であろう。
僕はオーストリアの制服を脱いで、新しい服に着替えた。
そして新しい家に入っていく。
「待ちわびたぞ、シュレジエン」
プロイセンは満足そうに笑って僕を見つめた。
僕は未だに信じられなかった。いくら戦争で負けたって、…オーストリアさんが僕を手放すなんて。
僕は感情を殺すことにした。
「…よろしくお願いします、プロイセン」
少しだけオーストリアの雰囲気を感じられる口調でそう挨拶する。
プロイセンは一層満足したような顔で言った。
「大丈夫だぞ、…オーストリアはちゃんと俺が殺すからな」
僕はまた、
この言葉が本当の事だなんて信じていなかった。
短いですね…さーせん
一応わんくに地雷の方はブラウザバックと書きましたがこんなcp書くの自分くらいだろうと自重しています。
てか多分シュレジエンも国じゃないです。
自分もあまりシュレジエンに詳しくないですがオーストリア継承戦争が面白すぎて書いてしまいました…
みんなも普墺をもっと書きましょう!!!(
ちなみにシュレジエンというのはドイツ語名らしく、Wikipediaにはシレジアと書いてありましたね
自分の読んだ歴史の本が”シュレジエン”表記だったので….。
結論:神聖ローマ最高!
コメント
3件
良いことを知りました、、、腐腐腐♡
シュレジエン....初めて聞いた......
ありがとうございます😭😭😭 普墺はあっても、シュレジエンを書いてる人って自分以外見たことなくて…😭 あっちへこっちへ譲渡されるのはこの時代では普通のことでしたが、血生臭い戦争で得られても本人は嬉しくないですよねそりゃ… サリカ法典の概念まで出てきて感涙してしまいました 長文ですみません…とにかくありがとうございました