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繭を切り分けていく…そしてなんとか彩樹を助けることに成功した
彼は「助かった…ありがとう」と、言った
私達はしばらく夜桜の最奥で休憩していると彩樹が「あ、そうだ…これ」と、アルクの地図を渡してきた。
私達はそれをまじまじと見ているとなんと館までの道のりがあった。
ここを探索した甲斐があった…これで館まで行くことが出来る…
ということで早速私達は夜桜の中から脱出するのであった。
アルクの世界を進んでいると木々が綺麗に咲き誇り光り輝いていた…
どうやらこの世界でいう夜が始まっていたようだ…
周りが暗いが夜桜のお陰でなんとか進めている…
ここらは気持ち悪い虫ばっかりだった…
小さいミミズやハチ、チョウチョやアリなど敵は様々である…
私はそれらを薙ぎ倒していって皆と強力しながら進んでいったのであった…
蓬お姉ちゃん、怖くないのかな?
周りには虫がたくさん…無論私が怖くないって思わない訳がない
ちょっと次の休憩にて聞いてみようかと思った…
そして夜桜の木の下、夜が近いから野宿ということで皆すぐに簡易テントなどを作り、寝始めた。
蓬お姉ちゃんだけ起きてて私はそっと彼女に近づき質問した。
「蓬お姉ちゃん…」
「ん…?」
彼女はこちらに振り返り私をじっと見つめる
「どうしたの?柚梨、もう皆んな寝る時間だよ」
私は心に置いていた疑問を放った。
「その…蓬お姉ちゃんは怖くないんですか?こんなとこまで来て…死んだりしたらどうしよう…とか」
彼女は少し黙ってこう、答えた。
「そんなの簡単だよ、君の大好きな病呪お姉ちゃんや私のお姉ちゃんを助かる為に行動したいんだ…そんなのに怯える前に行動しなきゃ…って思うんだよ」
彼女はそう言った…自分より他人を考えその為なら恐怖すらない…
「…ありがとう蓬お姉ちゃん、とても元気が出たよ!」
私はそういうと彼女は
「そうですか、それは良かったです…もうこんな時間ですし早く寝ましょう、おやすみねぇ」
と言ってくれて私は
「おやすみ〜蓬お姉ちゃんー」
と言ってテントに入りすぐに寝るのであった…
…寝たか
恐怖か…そりゃそうだよ
私の心臓は早いビートを刻んでいる。
誰もが怖と思う…だけどここで諦めたらダメだと思うんだ…きっと病呪お姉ちゃんもみんなも苦しい思いをしている
だから私が動かないとだめなんだ…