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登山開始…から、30分くらいしか経ってないのに、バテた。まだ4分の1くらいしか登ってない…。さらに、下山の方が大変らしい…。でも、疲れたままだと怪我するかもしれないから、休憩…
それから、2時間程度後。
「やっと…頂上…もう…無理…。」
「はは…お疲れ。休憩して、日が沈む前に下山するぞ。」
「えー。夜でも、良いじゃん。」
「ダメだ。ルートがはっきりしてるが、足元が不安定だ。こんなところでモンスターが襲って来たら?」
「……落ちるね。」
「ああ。だから、日が沈む前に、下山する。」
「分かった…。」
大抵のモンスターは夜行性。昼のうちに下山し終わら ないと、モンスターに襲われる可能性が高くなる…らしい。
「草香!?」
誰が…発した? 聞いたことのない声。
「火蹴!?なんでここに?」
「お前こそ…なんで…」
「えっと…ちょっと待って…。誰?」
「俺はこいつの幼なじみ。」
「火蹴って、名前。村にいた時に仲良くしてた。」
「そうなんだ。」
あれ?どこかで聞いたことあるような…?
「こっちは、私の旅の仲間。」
「旅…か。俺は、町に行くところだ。」
「私達も。一緒に行く?」
「そうだな…1人は危険かもしれないからな…行こうかな。 よろしく。
名前だけの自己紹介を済ませ、下山開始。
「跳んだらダメだ。捻挫するかもしれない。一歩ずつ、下りて行くんだ。」
だって。確かに、思ってたよりも高くて、着地の失敗をするかも…気をつけて下りよ。
4時間程度かけて、下山完了。ここから町へ——-って、見えない! 遠いの!?ちょっと…今日は…もう…歩きたく…ないかな。近くにあったら良かったのに……。 軽く自己紹介をして眠った。
ある場所の、ある時間での出来事——
「人員の確保はできているか?」
「はい。」
「そうか。 絶対に倒しきってやる。 我らの敵を…!」
5日後。町に着いた。当然だけど、村よりも広い。結界が張られていて、モンスターは入ってこれない。山に囲まれた場所で、その山を囲むように、村が10個ぐらいあり、その外側に森。その森を抜けると、別の村と町がある…って、この町の長に聞いた。言い換えれば、王様。村を守ったことに対してのお礼だって。助けるのは、当たり前なのに…。
それから3日。平和に過ぎた。現実世界に戻る方法を知ってる人は誰もいない。まず、前例がないみたいだ。希望の光が見えない。
その日。皆で集まって話しているとき。
「騒がしいな。」
「何か、あったのかな?」
「聞いてみよう。」
捕まえて、話を聞く。
「結界が、何者かによって、壊されたのです!」
『え!?』