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勇人→勇斗 訂正しました(т-т) 佐野さん推しの方すみません…🙇🏻♀️
「あのさ、みんな今いい?」
「どうしたの仁ちゃん」
「ん〜と…あの、僕M!LK辞めることになりました。正式にはEBiDANを…」
「え…?いや、、いきなりすぎでしょ」
「なんで?」
「いや、え…と」
(は…?仁人がM!LKを抜ける…?どういう冗談…?)
「佐野さん大丈夫…?顔色悪いよ」
「仁人それ本気なの?」
「うん…」
「なんで相談しねぇんだよ!メンバーだろ?」
「ごめん。ほんとは…みん……して……」
…のさん?…やと?…はやと!!
「…ん?」
「大丈夫?だいぶうなされてたけど…」
仁人にそう言われやっと寝ぼけてた頭も状況を理解した。夢だったらしい。それを理解すると余計に涙が溢れた。
普段滅多に涙を見せない勇斗が涙を見せた。
驚くと同時に涙が止まらない勇斗をみて、俺はベッドに上がり勇斗の前に座った。そして、勇人の涙を拭って抱きしめながら優しく問いかけた。
「あ〜ぁ…怖い夢でもみたんですか?佐野さん。」
「なんか…仁人がM!LKやめるって…」
「そんな夢見たの?大丈夫だよ、俺はMILKを辞めることは無いよ永遠に。いつまでもあなたのそばにいますよ。」
「ほんとに…?もし仁人が辞めたら…」
「大丈夫、ほんとほんと。」
俺は勇斗に精一杯の気持ちが伝わるように優しくキスをした。
「勇斗は本当に頑張り屋さんだからなぁ。それはメンバーもよく知ってるし、俺もちゃんと見てるよ。けど、正直なところ勇斗にはもっと休みが必要だと思う。体が休むんじゃなくて、心が休める時間が。だから、明日YouTubeの撮影があるけど僕と一緒に休みましょ 」
「いや、でもメンバーとかマネージャーとかにも迷惑かけることになる」
「僕からちゃんと伝えとくから大丈夫。とりあえずまだ1時だし、もう一度寝よっか。」
「また嫌な夢見たら嫌だし…」
「あなたが眠るまでそばに居るから安心して寝ていいですよ」
そう言いながら俺は勇斗を抱きしめたまま横になり、一定のリズムで勇斗の背中を優しく叩いた。数十分後には規則正しい寝息が聞こえ、俺もひとまず安心。
(今ではドラマや映画、TVにも引っ張りだこで本当に頑張ってると思う。どんなことにも全力で頑張る勇斗を本当に尊敬してるし、今のM!LKがあるのも勇斗のおかげだとリーダーとして頭が上がらない。けど、辛いならどんどん頼れ、怒りでもいいからぶつけろ。そのためのメンバーだろ?勇斗の努力を認めてる人はたくさんいるんだから)
そう心の中で勇斗に伝えながら頭を撫でた。
そうして、今度はゆっくり寝れるようにとおまじないのキスをした。
"いい夢見れますように"
end.