日向「会えて…嬉しいです 笑」
頑張って絞り出した言葉が これだった、
会えて嬉しいのは本心 だけど、
ここでは誰にも会いたくなかった……
日向「なんでここに居るんですか…?」
侑「捻挫したからッ…見に来たんやよ…!
たまたま精神科通るから…それで部屋の名前見たら日向翔陽って書かれとって…」
侑「ここで…何しとるんッ…!」
…嫌な質問。
聞きたくもないし、言いたくもない。
「 もう飛べません 」 なんて もう…、
侑「監督が…翔陽君バレー辞める言うから
何事や思て連絡しても…返信ないしよ…?
1番トス上げたかった人間が居らんなって
俺……バレー楽しないんやよッ…!」
日向)…ごめんなさい
侑「別に謝って欲しいわけやッ…!」
日向「俺…怪我したんです 笑
通勤してたら…車に跳ねられて。足を… 、
だから…もう、、 笑 」
「 飛べないんです 」
侑「ッ…翔陽く ん… ! 泣 」
日向「なんで…泣いてるんですか 、 」
侑「こ”んどッ!! (大声
皆でお見舞い”くるさか”いッ !
ま”ッどいで…ゃ う”ッ…ぅう”っ …泣」
そう言って侑さんは泣き崩れた
ドアの前で膝から崩れ落ちた先輩が居て
俺はなぜか…涙が止まらなかった。
日向「ッ…まってます 泣」
ずっと……、
侑」お”んッ…泣 待っといてッ泣」
「 絶対来るから 」
そう言って侑さんは重い足を動かしながら
部屋から出ていった。
“絶対”…もう嫌いな言葉…… 。 だけど 、
期待して…良いのかな、?
看護師「……宮選手来てたね。
お話…ちゃんと出来た?」
日向「……お見舞い、皆で来るらしいです
部屋…入るかな、笑 」
看護師「…ここに来て初めて笑ったね 笑
なんか悔しいな〜っ!私が笑わせたかったのにぃッ!笑
ここ…部屋広いから入るよ、絶対に 」
日向「…だといいな、笑
今日のご飯…なんですか、?」
看護師「えっとね~♪今日は!
お野菜スープとサイコロサイズのお肉だよ!!ちなみにこれめっちゃ美味しい、♡ 」
日向「…だから太るんですよ 笑 」
看護師「ぁあ~!そんなこといっていいんだなぁ!? 私が全部食べちゃうぞッ☆」
日向「あはは 笑」
楽しい。 そう思ったのは久しぶりだった
暖かい空気が…冷めていた部屋を包む。
あぁ…楽しい 笑うってこんなに楽しいんだ
日向「…頑張ってみようかな、 」
看護師「うん、日向さんならきっと大丈夫
だから、 無理しない程度に頑張ってみな?
ご飯…食べれなかったらここに吐いてね、」
日向「…はい、ありがとうございます。」
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