ティアラは右手を前に出す。
その瞬間、魔法陣が描かれ、シオドール殿下の両足に向けて氷の結晶を2つ放った。
シオドール殿下が瞬時にバリアーを張り、跳ね返すと、
ティアラは素早く避ける。
その結晶は夜空で爆発した。
降り注ぐ結晶の欠片でわたしの左の頬がピッと切れる。
その直後のことだった。
シオドール殿下の両足の力が、ガクンッ、と抜け、
シオドール殿下は両膝を付き、わたしを降ろす。
「シオドール殿下!」
わたしとノア様は同時に叫ぶ。
やっぱり、無理をして……。
「よくも、シオドール殿下を!」
怒ったノア様は後ろからティアラを羽交い絞めにした。
ティアラは、あぁっ、************
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