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「食事、美味しかったねぇ〜」
「肉に、かかってたソースとか絶品だった…」
「分かる!あのスープも美味しかった〜」
「濃厚で…アレも凄く美味しかった〜」
満足そうに笑いながら、2人は寄り添いながら歩いて行く
「それじゃあ、次は俺の家に…」
駐車場に到着して、渡辺をエスコートする様に…阿部は助手席のドアを開ける
「ありがと。でも、ごめん阿部ちゃん…」
申し訳なさそうな顔をする渡辺に
「ん?翔太…都合悪い?」
阿部が優しく聞いて来た
「ちょっと用事思い出して…。本当は、2人で飲みたかったんだけど…」
手を合わせて謝って来る、渡辺に
「……良いよ。分かった…。そこまで送る」
阿部は一瞬、凄く残念そうな顔をしたが…
すぐに優しく、そう言ってくれた
「阿部ちゃん…。本当に、ごめんね」
「その代わり…この埋め合わせは、また今度してね…///」
合わせた手を両手で握られ、包み込む様にして撫でられた
「うん。今度…絶対」
あざとい阿部をモノともせず、渡辺も笑顔で頷いた
「それじゃ行こう、翔太乗って…///」
こうして2人は店を出て、渡辺1人を宮舘と同棲する自宅の最寄駅へ…
「本当にここで良いの?言ってくれれば、そこまで送るよ」
「大丈夫。今日は本当に楽しかった…ありがとう」
「それじゃあ、心配だから…家に着いたら連絡してね///」
顔の知れた渡辺を、駅に1人で置いて行く阿部は…心配だからと念を押す
「分かった。絶対、連絡するね」
「それじゃあ、おやすみ…また明日///」
こうして、2人は別々になり…
阿部が去ったのを確認すると、渡辺はそのままタクシーに乗る
やっと着いた部屋の窓には、明かりが付いていて
宮舘が起きていると教えてくれた…
おそらく自分の帰りを待っているのだろうと、瞬時にそれを悟り
嬉しそうに部屋に向かう