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wadaken1
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ゆっくり霊夢ふぉろーしよお
57
#かごめかごめ
桜城
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十二話ですなんかめんどくさくなってきた
開かれた巨大な鉄の扉から溢れ出たのは、私の100回目の脳を直接沸騰させるような、おぞましい記憶の「濁流」だった。 蒸気の中に佇んでいた工場の主――その全貌を目にした瞬間、私の中に混ざり合う99人の死者たちの絶叫がピタリと止んだ。私の手の平の『眼球』が、信じられないほどの恐怖に白目を剥いて痙攣する。 そこにいたのは、機械でも、ただの肉の塊でもなかった。 それは、天井から太い無数の半透明なチューブ(血管)を全身に突き刺され、宙吊りにされた「一人の美しい女の死体」だった。 いや、死体と呼ぶにはあまりにも生々しい。彼女の胸から下は完全に消失しており、代わりに直径5メートルはある巨大な「脈打つ肉の脳(マザーコア)」と物理的に融合していた。 チューブからは、先ほど選別された住人たちのピンク色の脳髄や黄色い脂肪が、ドクドクと彼女の頭部へと絶え間なく注入されている。その圧力のせいで、彼女の白目からは常に新鮮な血が涙のように溢れ、床へと滴り落ちていた。「……うそ、だろ……」 私の裂けた口から、掠れた声が漏れる。 私はその女の顔を、魂の最深部に刻み込んでいた。忘れられるはずがなかった。 あれは、私の第52回目の人生――狂陰陽師として世界を呪っていた時代、私の唯一の理解者であり、最後には私の身代わりとして、生きたまま皮を剥がされて処刑された「最愛の妹」の顔だった。「――おに……い、ちゃん……?」 融合した肉の脳がグチュリと蠢き、宙吊りの彼女の首が、ゆっくりとこちらを向いた。 注入される脳髄の負荷に耐えかねて、彼女の頭蓋骨はミシミシと歪な形に肥大化している。彼女が唇を開くたび、縫い合わされた首の隙間から、ドロリとした緑色の胆汁が糸を引いて溢れた。「痛いよ……お兄ちゃん……。あたまのなかに……知らない人の……死ぬときの記憶が……毎日、何万人分も……流れてくるの……」 彼女の泣き声が、工場の駆動音と重なって響く。 世界のシステムは、過去の私の人生で最も凄惨な死を遂げた「大切な人間」を捕らえ、その魂と肉体をこの街の『心臓(マザーコア)』として利用していたのだ。私を100回も転生させ、呪いを混ぜ合わせたのは、この最悪の再会を演出するためだった。「おまえ……精神……壊れる……。そのおんな……はやく……消す……?」 私の影の底で、調教されたナニカの白い歯が、心配そうにガチガチと鳴る。 だが、私の身体は一歩も動かなかった。前世の強固な記憶が、現在の私の少年の心を容赦なくすり潰していく。精神的な激痛に同期するように、私の背中から生えた「骨張った腕」が、自らの肉をベリベリと引き裂き始めた。「ねえ、お兄ちゃん……私を……ここから出して……」 妹だった怪物が、血の涙を流しながら微笑む。 次の瞬間、彼女の背後の巨大な肉の脳が、「ブチブチブチッ!」と音を立てて縦に大きく裂けた。 その裂け目の奥から、これまで街の住人から吸い上げてきた、何万本もの「生きた人間の生首」が、鈴なりになって一斉に迫り出してきた。すべての生首が、腐った目で私を睨みつけ、彼女と同じ声で合唱を始める。「――私と、混ざって。お兄ちゃん。今度こそ、一つになろう?」 生首の群れが、肉の触手(血管)を引きずりながら、私を呑み込もうと一斉に天井から降り注いできた。 かつての愛と、現在の冒涜的な狂気が混ざり合う、最悪の戦いが幕を開ける。
コメント
1件
うわっ…これ、キツすぎるわ…。 妹さんの「痛いよお兄ちゃん」のところ、心臓掴まれた気分になった。 過去の人生で一番大事だった人が、こんな形で心臓(マザーコア)にされてるって、主人公の精神が持つかマジで心配になってきた。 「私と混ざって」って合唱しながら迫ってくる生首の群れ、映像が浮かぶわ…。 ホラー絶対◯すマンさん、このグロさと切なさのバランス、ずるいですよ。続き、超気になる🔥