「納得するまで伝えたのか?」
「それは、まだ……」
父さんの質問に、 空太(くうた)は即答した。
「だったらこんなところで落ち込むな」
「でも」
「でももクソもねぇよ。やるかやらないかだ」
やってきたばかりだというのに、父さんは背を向ける。
「可能性があるなら、納得できるまでやれ。んで粉砕しちまえ」
「お父さん!? さすがに、それはひどくない!?」
「なにもしないで粉砕するより、はるかにマシだろ」
父さんは、歩き出してしまう。
海花(みか)もピョンと飛び跳ね、追いかける。
なぜだろう。
父さんにイラついて外に飛び出したはずなのに。
父さんの言葉が、スーッと心の雲を吹き飛ばしてくれた。
気持ち悪いくらい、アッサリと。
ほかにも、本当は言いたいことがあるのに。
「まだ、たった1日だけだし。大切なら、もっともがかなくちゃだよね」
空太も、鳥居をくぐった父さ*********
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