テラーノベル
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最初に言ったのは、緑だった。
水:え??
水が顔を上げる。
緑:このままじゃ
緑は桃を見る。
緑:桃桃が消えちゃう
ソファの真ん中。
感情を失ったままの桃。
赤:消えてない
赤が即座に否定する。
赤:ここにいる
緑:いや、いるけど
緑:生きてない気がする。
その言葉が、刺さった。
黄:……緑くん
黄が不安そうに見る。
黄:何言ってるん?
緑:みんな、間違ってたんだよ
緑は続けた。
緑:守るつもりで、閉じ込めたけど、
沈黙。
紫が、ゆっくり息を吐いた。
紫:……俺も
低い声。
紫:気づいてた
全員が見る。
紫:桃が笑わなくなった時点で
紫は言う。
紫:失敗だって
赤…でも、でも!
赤が唇を噛む。
赤:手放したら、いなくなるじゃん
桃:それっ、、。
桃が、初めて口を開いた。
「!?」
全員が息を止める。
桃:……それが怖くて
桃は言った。
桃:俺、何も言えなくなった、、震
声は弱いけど、確かだった。
水:桃くんっ……
水の目に涙が溜まる。
桃:俺な
桃は続ける。
桃:一人になりたかったわけじゃないの
桃:ただ…
少し間を置く。
桃:選びたかった
その一言で、全部が崩れた。
黄:……ごめん
黄が泣きながら言う。
黄:独り占めしたかった
赤:こ、怖かったんだ
赤も俯く。
赤:桃が外に行くのが
水:置いていかれる気がして
水は声を詰まらせる。
紫は、深く頭を下げた。
紫:リーダー失格だ
紫:人を守るって、縛ることじゃなかった
桃は、少しだけ笑った。
桃:……今さら気づくなよ笑
桃:ってか、リーダー俺じゃない……?
紫:…ん?
でも、その笑顔はちゃんと温度があった。
その日。
ドアが、開いた。
鍵はかかっていない。
誰も、止めなかった。
桃:……行ってくる
桃が言う。
緑:うん
緑が頷く。
緑:いってらっしゃい
水:帰ってくる?
水が不安そうに聞く。
桃:帰るよ
桃は即答する。
桃:俺の場所だろ
水:んわぁ〜♡桃くん好きっ!ギュ
紫:あっ、おい!水
数ヶ月後。
スタジオは、前より広く感じた。
赤:桃
赤が声をかける。
赤:無理してないか?
桃:してたら言うよ笑
黄:約束だよ!
桃:……分かったよ苦笑
でも、嫌じゃなかった。
中心じゃない。
上でもない。
**横に並ぶ場所**。
桃:行くよ
「うん」
全員。
今度は、
誰も壊れない距離で。
**「選べる世界」**
Next…♡500⤴︎
BADEND公開.ᐟ.ᐟ
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