テラーノベル
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『忘れないで』
「ん、ここどこ?」
目を覚ますとそこは病室の中だった
「あ、ナースコールやん」
ナースコールを押そうと手を伸ばす
「っいったぁ」
頭をあげようとするとズキズキしてとても痛い
「スースー」
寝息が聞こえ目を向けると、綺麗な顔をした黄色い髪の男性がいた
「誰や?」
「ふわぁ、あ、ぷーのすけ!起きた?」
「誰?」
天真爛漫に問いかけてくる彼の瞳はこの一言でハイライトが消えた
「え?あっきぃだよ、あっきぃ、」
「あっきぃなんて知らへん」
「ぷーのすけの友達、幼なじみの!」
幼なじみ?そんなん俺にはおらんやろ
「ほんまに誰?警察とか呼ばなあかん?」
俺は焦りながら手でスマホを探す
「おはようございます」
慌てていると看護師が病室に入って来た
「ぷりっつさん、起きてらっしゃったんですね」
「あ、はい」
少し焦りが収まり手が止まる
「ぷーのすけ、本当に覚えてないの?」
「黄坂様、ぷりっつさんは、」
『記憶喪失です』
「え、?嘘、だよね?ぷーのすけ、」
「嘘じゃあらへん、俺お前のこと覚えてないもん」
“あっきぃ”を睨み、顔をそむける
「それではぷりっつさん、何かあったらナースコールを押してくださいね」
看護師が病室を出る
「待って…」
声をあげても届かない
「ぷーのすけ、なんで忘れちゃったの、」
「なんでって言われても…」
「分かった、ぷーのすけ、俺が思い出させるから」
「はぁ?」
コメント
2件
わぁ、好きな展開だぁ!✨ 続き待ってます!