天才セッターと生徒会委員

ー帰りー

愛羅：はぁ~…

どうしよう、昼休みからずっと宮さんのお詫びのこと考えてて授業集中できなかった〜

お菓子系？いやでもお菓子嫌いだったらな~…

文房具？コスメ系？いや…男子の好きなものなんてわかんないよ〜

まぁとりあえずどっか行ってみるか…

吏俐：ねぇ、ってば〜

愛羅：え？！ん？あ、ごめん…

吏俐：さっきからずっと呼んでたのに！(笑)

考えすぎて吏俐の声も聞こえなかった…

愛羅：ごめん！

吏俐：生徒会委員さん、なんか悩み事あるな〜

愛羅：え、いや…

でも、吏俐に嘘つくのもな……

愛羅：男の人って、どういう物貰ったら嬉しいかな…？

吏俐は、目を大きく開けてすごくびっくりしている

吏俐：え！彼氏でもできたの！？なんでなんで！すご！

愛羅：彼氏なんかじゃないよ！ちょっとお詫びで…

吏俐：そっか〜、んー…“キーホルダー”とか！

キーホルダー、確かに！自然な感じがする！(？)

愛羅：めっちゃいい！！！ありがとう～吏俐

吏俐：全然！

気がつけば吏俐と一緒に帰っており、吏俐の家の前までついていた

吏俐：じゃあ、私家ここだから！またね！

愛羅：うん、ありがとう！またね！

吏俐はなんていい人なんだと思った

その後家には帰らず、キーホルダーを今日のうちに買いたいので文房具屋に行ってみた

愛羅：うーん、これもいいけどな…これもいいし、あ！でもこれも…

キーホルダーはいいものの、相手のことが一切わからない状態で決めれるわけがない…

せめて部活でも知れればな〜

そんな感じで悩んでいると、誰かがお店に入ってきた

愛羅：え、宮さん！？…ん？

そこに入ってきたのは宮さんにすごく似ている銀髪の男の子

？：ん？宮さん？

少し大きな声で言ってしまったため、聞こえてしまった

愛羅：あ、いや、な、なんか宮さんに似てるな〜って…

男の子と話すのは結構苦手だ。だって話すことないもん！

？：おれも宮さんやけどな(笑)

愛羅：え？宮さんが2人？

？：俺は宮治や、ツムのことやな。俺とツムは双子やねん

愛羅：フタゴ？ふた…ふ、双子！？

双子なんて知らなかった…やっぱ私はなにも宮さんのことわかってないな

あ、いい機会だし部活聞いてみようかな…

愛羅：あ、あの！

治：んー？

思い切って聞いてみた

愛羅：宮さんの部活って知っていますか！

治：あー、あいつは“バレー部”やで

バレー部！私が運動の中でまだ得意なやつだ、

私が考え事をしていると宮さんが話しかけてきた

治：あと、宮さんじゃ俺もツムも同じやし、名前で呼んでくれへん？

名前！？名前って「侑さんー」って呼べってこと！？

無理無理…いきなり名前とか距離縮まりすぎじゃない！？

愛羅：あ、うーん…じゃあ治さんと侑さん(？)で呼びます！

治：もうそれでいいわ(笑)

笑いながら、「じゃあな」と言ってお店を出て行った

ほんとに治さんには、感謝しかない…

愛羅：よし！バレー系のキーホルダー買おう！！！

꒰連絡꒱

次回は侑sideにしようと思います.ᐟ.ᐟ

お楽しみに‪ꔛ‬💭

＜追記＞

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