いやあの、
こっちのアカウントもう使わないんですよ
だから下書き投稿します、!
良ければご参考になればいいな、!
この話だけはパクリ⚪︎、参考⚪︎です!
___今日も俺は、目の前にある味のしないものを無我夢中にかき込んだ。
*
昔、俺は研究所にいた。
完璧で、完全な人間を作るための。
その中でも俺は、もともと失敗作だった。
「チッ、でてこい!No.3!」
「、、、はい、マスター。」
失敗作の奴は、みんな殴られ蹴られ、物を投げつけられた。
けれど、殺されることはなかった。
次の実験台に使うから。
そして、その実験が成功してしまったんだ。
俺の体で。
_________実験名、味覚の採取。
簡単なことだ。味覚を取られてしまっただけ
そして、違う子に植えつけたんだ。
その子は俺にこう言った。
「ありがとう。美味しいよ」
俺は、良かったって思った。
、、、その子は、3日後に消えていたけど
その日から俺は味がしなかった
何を食べても砂をたべてるような、
ジャリジャリとした食感が
不快感を植え付ける。
何度もマスターの前で泣きそうになった
でも、泣いたら殺されてしまうかもしれない
だから必死に涙を堪えた。
*
ある日、俺のいた研究所が燃えた。
目の前で燃えていく建物に、
自分は「死ぬんだ、」と軽い気持ちでいた
別に怖くなかった。
今まで、死ぬより怖いことをされて来たから
そして、俺はついに意識を失い、
死んだ。
*
はずだった。
目覚めた瞬間に知らない場所。
いつもいる透明なケースとは違い、
綺麗な白い空間が広がっていた。
何もわからずにいると、
奥から白い人が出て来た。
「あ、起きたんだ。初めまして。僕はしんぺい神。君の名前は?」
「な、まえ、?」
なまえ、なまえ、、、
マスターが、いつも言ってるやつかな、?
「なんばー、すりー、?」
「、、、そっか。」
「ぺ神ー?なんか顔怖いで?」
「シャオロン?珍しいね。」
「まーな。こいつ拾ってきたん俺やし、?、、、って!!」
「起きてるやんか!?!?なんで言わへんの!?!?」
「あー、ちょっと混乱してるからね。」
次に目に入ってきたのは黄色。
鮮やかで、とても綺麗だった。
俺には少し眩しすぎたけれど。
「、ぅ」
「、!?大丈夫?ほら、無理に体使わないでよ?」
そう考えていると、起こしていた体が少し辛くなっていた。
「無理しなくてええよ。ってか寝とけ。」
「は、い。」
「あ”〜、敬語も禁止。なんか慣れへん」
「、敬語って、?」
「え、」
「、、、これは色んなこと教える必要があるね」
「はぁ、、、思ったより大変そうやな。」
「、??」
それから約2年、
これまでにたくさんのことを教えてもらった
書類のこと、任務のこと、お話のこと、みんなのこと。
みんなの教えもあって、俺は書類も上達したと思う。
、、、でも、味はまだしなかった。
そして話は冒頭へもどる_________
*
美味しくない、
食べたくない、
いつ見ても不快感を覚えるそれは、
味のしないただの砂のようで、
今にも吐き出してしまいそうだった。
これ以上食べても意味がない。
どうせ吐き出してしまうから。
そう思い残っているものを掻き込み、
俺は席を席を立った。
そんな俺に、ひとらんが言った
「ゾム、いくらなんでも少食すぎるよ。いつか倒れちゃうんじゃない?」
「、、、食欲、なくてな、w」
「笑い事じゃないゾ。お前は食べなさすぎだろ。」
バリトンボイスでグルッペンが言う。
「いやいや、そんなんショッピ君もやし」
「わ、ワイっすか!?まぁ食べない方ではありますけど、ゾムさんほどではないっすよ、」
「ほんまかぁ?」
「ほんとっすよ、!」
「ww、冗談やって、w。じゃ、俺部屋戻るわ〜。 」
「あ、ちょっ!?」
「待ってやゾム!!」
後ろからマンちゃんの怒号が聞こえたけれど
俺は気にせず前を向いて進んだ。
ここで吐き出してはいけないから。
*
「おぇ、うぇ、ッッ、」
自室の洗面所に汚物を吐き出す。
何回目だろうか、
数えるのも馬鹿馬鹿しいが。
いつもこうやって吐いてしまうから、
食べる意味なんてなかった。
どれだけ食べても腹は満たされない。
腹の中が空になるだけだ。
「はぁ、はぁ、」
自分が一番わかっている。
みんなに心配かけてることも、
本当のことを言っても引かないことも。
けれど、もし、もしだ。
いらないと言われたら、
捨てられたら、
もう行き先がないから。
この場所を離れたくないから。
隠し通すしかないんだ。
「ごめん、みんな。」
一人の部屋でつぶやいた言葉は、
誰にも届かず消えていく
*
side⇨シャオロン
「、、、ゾム、おかしいよ。」
ぺ神が虫唾を噛み締めたような顔で言う
「少しでも食べてるはずなのに、全く体重が増えてない。それどころか減ってるよ、」
「少なく見積もってももう16やろ?あいつ。それやのに身長おれと同じくらいやで?」
「二次成長期真っ只中やのにね、食べる量もすくないし。」
「、、、なんか、あんのかな、」
そんな俺の言葉に返せる奴は一人もいなかった