注意
・誤字、脱字あり
・語彙力は遥か彼方へ飛んでいきました。
・ご都合設定
・キャラ崩壊
・季節、時間軸は改変しました。
・原作ガン無視
・ドラエマ推しの方回れ右
それでもいい方はゆっくりしていってね
5話「嘘つきなお兄さん」の続き
堅「いつまで嘘ついてんだよ」
シ「…ア?ウソ?」
堅「今の話ほぼ嘘だろ」
シ「ハッそんなワケないダロ。あれはゼンブ俺の本心ダ!ウソなんかじゃ
堅「だったら」
シロの手を押し退け起き上がる。そして、シロの顔を両手で挟む。
シ(ビクッ
堅「、だったらなんで、苦しそうなツラすんだ」
シ「ぇ、?」
堅「話しているときもずっと苦しそうだった。顔は無理矢理笑っているように見せてたけど、ただ、苦しそうで悲しそうだった。」
シロの顔から手を離す。
シ「…」
シロはずっと笑っていた。笑っているように見せていた。でも見せかけの笑いじゃ人は、いや、ドラケンは騙せなかった。なぜなら彼は、ずっとシロを見ていたのだから。
堅「なぁシロくん。俺は確かに綺麗なシロくんに恋した。けどな、俺が10年ずっと好きなのは、愛してるのはシロくんと名前もわからないアンタだよ。」
シ「オ、レ、?」
堅「料理をしている姿。本を読んでる姿。仕事に集中してる姿。甘いもんを美味しそうに食べてる姿。タバコ吸ってる姿。」
堅「真一郎くん達と俺らみたいにバカやってるのも。口わりいのも。結構子供っぽいのも。俺を、幸せそうに微笑みながら見るのも、全部、全部、愛してるよ。」
シ「ッ!」
堅「アンタが過去に何があったのかは知らないけど、でも、これだけはわかる。」
堅「俺に愛して欲しいし、俺を愛したいんだろ」
シ「な、んで、」
琥珀色の瞳が揺れる。自分が1番隠そうとしていたものが知られていた。怖い。そう感じたシロはドラケンから逃げようとした、が、両手首を掴まれてしまった。
シ「ッ、はな、せ!」
堅「逃げんな!」
シ(ビクッ
堅「頼むから、!もう、自分の心を偽るのはやめてくれ、」
シ「……」
堅「アンタが、壁をつくってるのはわかってる。名前を言わないのも、過去を話してくれないのも、またを言ってくれないのも、シロのままでいるのも、全部隠すためだろ、?もう、いいだろ、これ以上アンタが苦しむ必要なんかない。」
堅「だから、俺にシロを、アンタを愛させてくれよ、」
ドラケンが手を離す。
シ「………オカアサンは、俺のことを、綺麗、愛してるって言ったンダ。でも、いなくなった。オトウサンは、特に、綺麗な俺を愛してた。よく、俺の身体を撫でて、…大きくなると、殴ったり、首を絞めたりが増えた、終わった後、絶対愛してるって言うンダ。」
堅「…」
シ「色んなヒトが、俺を綺麗だと言って、愛してるって言うンダ。綺麗じゃない、俺は、イラナイように言うンダ。」
シ「綺麗なままでいると、ミンナ、アイシテクレル。だから、シロをつくった。…ケド、苦しかった、」
堅「!」
シ「ドロドロとしたモノがずっとまとわり付くんだ、綺麗と言われると、愛してるって言われると、」
シ「でも、ドロドロとしたモノがなくなったトキがあった」
シ「今でも、よく覚えてる。オシゴトがあって、帰る途中に、俺を好きな小さなオトコノコに会ったんだ。そのコは大切なヒトが育ててるコトもあって、俺も大切にしてた。でも、よりにもよってオシゴトの後に会っちゃったんだ。汚いから近寄んなって言うとそのコな、」
シ「どんなシロくんもキレイだよ」
シ「って言ったんだ。舌っ足らずの漢字を少し覚えた程度のオトコノコ、そのコにキレイって言われるとドロドロとしたものが、なくなった感じがしたんだ。そんで、気づいちゃったんだ。俺、そのコが好きたんだって愛してるって。」
琥珀色の瞳から一筋の涙が頬をつたった。
堅「!」
シ「だから、必死に隠したよ。好きという気持ちを、愛してるという気持ちを、汚い、俺を。」
シ「ケン坊、オマエに愛してもらうために」
また一つ、また一つと涙が頬をつたる。
堅「…」
シ「、これが、ホントの俺だ。俺は、愛してもらう価値なんかないんだよ。オマエを騙し続けて、愛してもらおうとする、汚い俺なんか、」
堅「ッ汚ねぇわけねえだろ!」
シ「、!」
堅「俺は!今までも、これからもアンタを汚いなんて思わない!」
シ「っでも!俺は!オマエの気持ちを利用してきた!この事実は覆らえない!」
堅「利用すればいいだろ!」
シ「は、」
堅「それでアンタが自分を苦しませずにいられるなら、俺を利用すればいい」
シ「でも、それはオマエを、」
堅「俺は苦しまない。」
シ「っ、」
堅「けど、俺が苦しむのか気になるなら、アンタが俺に愛される覚悟と俺を愛する覚悟を持ってくれ」
シ「かく、ご…」
堅「シロもアンタも愛してる。これからもずっと、絶対にそばにいる。だから、俺に愛されて下さい。」
シ「…ひどいなァ、俺がどれだけオマエのアイを願ったか。そんなこと言われたらイエス以外言えねェだろ。」
琥珀色の瞳から溢れる涙をドラケンは拭いながら答える。
堅「おう。イエス以外受け付ける気ねえからな」
ドラケンがシロに抱きつき、シロもドラケンを抱き締めた。
シ「…もう、離せねェよ?」
堅「むしろ俺が離さねえわ」
シ「仕事で、オマエを放置するよ?」
堅「仕事してる姿も好きっつたろ」
シ「映画、クレヨンしんちゃん見たい、」
堅「大人帝国見ようぜ」
シ「タバコ、辞めねェよ?」
堅「タバコ吸ってる姿も好きだけど、身体にわりぃしな。まぁ俺で埋めればいいだろ」
シ「アイ、重いぞ、」
堅「俺も重いし、むしろ本望。」
シ「…ホントに俺でいいのか?」
堅「アンタがいいんだよ」
シ「…龍宮寺堅、俺のアイ貰ってくれますか?」
堅「あぁ、俺のも貰ってくれますか?」
シ「ハイ、!」
堅「っよっしゃぁ!」
2人抱き合ったままベットに倒れ込んだ。2人は幸せそうに笑っていた。お互いの本音をぶつけ合って、お互い真正面から愛することができるようになったから。
シ「…なァケン坊、俺は、オマエのモンになっても自由なままだぞ」
堅「!…自由なアンタも好きだよ」
シ「そうかァ。アッ」
堅「どうした?」
シ「戦利品、いる?」
堅「!いる!」
シ「ンナ欲しいカヨ」
堅「当たり前だろ。恋人の名前呼びてぇんだよ」
シ「…ソウカヨ」
堅「照れてんの?笑」
シ「うっせ。…俺の名前は水月胡白(みなづきこはく)。龍宮寺堅の恋人です。(ニコッ」
堅「おお(カァ//」
シ「照れてんの?笑」
堅「うっせー。…呼び方どうすっかなあ」
シ「好きなように呼びナ。」
堅「んー、胡白くんは呼びにくいな、」
シ「?呼び捨てで呼べば?」
堅「え、」
シ「さっきチョコチョコ呼び捨てだったし」
堅「あー、まあ、」
シ「…恥ずいの?」
堅「オウ(カァ//」
シ「…じゃあ、2人のときだけ呼んでヨ。俺も、2人のときは堅って呼ぶカラ、(テレッ」
堅「可愛いな(そうするわ)」
シ「え、」
堅「あ、逆だった」
シ「ソウカ(?)、…なァ堅」
堅「…ん?」
シ「俺、キレイ?」
堅「!」
堅「どんな胡白もキレイだよ」
「キレイなお兄さん」完
コメント
8件
すみません、今更ながら修正しました。
もう大好き❤僕も泣いちまったよ😭まじで神作品に出会えてよかった。これからも主様推させてもらいます✌️😍
ほんまに最高ほんまに最高ほんまに最高感情移入しちゃって泣いちゃった😭もうガチで最高です好きです😭👏🏻✨