テラーノベル
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「ようこそ、カイリくん。」
彼は大きく両手を広げた。
そうか、彼が____蒼波院カイリュウ。
大型企業、竜興クリエイティブエイジェンシーの御曹司。
若手アーティスト・KAI。
「わたしと名前が似ているね。気が合いそうだ。」
「偏見だな。」
「そうかな?」
おれは少し言葉のキャッチボールをしたところで、尋問を始めた。
「さぁ、君の犯した罪を教えてもらおう。」
「わたしは、人を殺めた。」
「それは知ってる。」
「おや、知っていたのか。」
「じゃあ、なぜ人を殺めたのか。」
「わたしには、人を殺めることが必要だったからだ。」
「?それって?」
「まぁ、君にはよく分からないよ。」
「何かに恨みを持っていたの?」
「いや。恨んでいたわけじゃないよ。」
「わたしは人を殺めることで完成するから、さ。」
「….ちょっと何言ってるか分からない。」
「そうだよ。わたし以外はわたしの言っている事を理解できない。」
「….?」
「こうしたからこそ、生まれた旋律があるのだよ。」
(………..こいつ…?)
「時間が来たようだね。後は君に任せるよ。」
「………..囚人番号〔03〕。蒼波院カイリュウ。」
「君の罪を、語れ。」
【音楽とは?】
わたしの心臓だ。音楽がなければ生きていけないよ。
【罪を自覚している?】
もちろんだ。わたしはとても酷い事をした。
【御曹司としての気持ちは?】
蒼波院、竜興クリエイティブエイジェンシーの名を汚してしまった事。後悔している。
【〔08〕との関係は?】
遠縁の親戚さ。彼女はわたしの元許嫁だよ。
【相性のいい囚人は?】
水山葵くんだね。彼女の人生にはドラマがある。よくその事で話したりする。
【看守の事をどう思う?】
カイリくんはわたしと名前が似ている。気が合いそうな感じがある。
コメント
1件
うわ、9話でついに蒼波院カイリュウ本人が来たか…。「人を殺めることで完成する」って台詞、音楽と殺人がどう繋がるのか全然読めなくて鳥肌立ったわ。しかも〔08〕とは元許嫁とか、水山葵くんとドラマの話してるとか、囚人同士の関係性も気になりすぎる。インタビュー形式の構成も新鮮で、こいつの罪の全貌が明かされるのが待ちきれない🔥
eigetsu
31
#🔞なし
eigetsu
20
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