「だから何でこういう時に限って、お前は俺を呼ぶんだよ…」
前回同様、岩本に呼びつけられて…リビングに立っている呆れた様な顔をした深澤が、不満そうな声を出す
「だって、翔太が口きいてくれないし…」
渡辺の身体は昨晩の攻めで、ヘロヘロな状態で足腰も立たなくなっていた…
「それで、原因は?」
「言いたくない…」
拗ねた様にそう言って、目を逸らす岩本を横目で見ながら
「はぁ…どうせ【めめ】の事でしょ…」
「なんで知って…」
呆れた様にそう言うと、驚いた顔でこちらを向いた
「あんな、あからさまな態度取られて…嫉妬深い照が大人しくしてる訳ないと思ったし…」
「嫉妬深いって…」
「自覚ないの?」
「あります…」
深澤の怒涛の言葉攻めが続き…それがやっと一段落ついた
「はぁ…」
岩本の盗み食いをして怒られた飼い犬の様な情けない表情に…思わず苦笑いしてしまう
「全く…照は今日も朝から仕事なんでしょう?」
「はい…」
「翔太にも、なんとなくフォロー入れとくから…早く用意してきたら?」
その言葉に、感動した岩本は深澤を拝み倒す
「それも良いから…そんな事してると本当に遅刻するよ」
「悪い!本当に助かる!今度、絶対お礼するから…何が良いか考えといて!」
「はいはい」
岩本は何度も頭を下げ、部屋を出て行き
残されたのは深澤と、ベッドから出られない渡辺翔太…
「翔太、入るよ〜」
深澤が寝室に足を踏み入れると、渡辺が視線だけで反応する
この間より、相当酷くやられたらしく…不機嫌が顔に出ていて分かりやすい
「翔太、起きれる?」
「ちょっと無理かも…」
入って来たのが岩本ではなく深澤だと分かると、渡辺もちゃんと素直に返事を返す
「手伝うよ…」
上半身を起こそうとベッドに足を掛けると
「!」
手首の痕に気付いて目を丸くする
「これは、その…」
それに気付いた渡辺は、慌ててそれを隠すが…
「何か冷やすもの持って来る…」
深澤はそう言って、何事もなかったかの様に寝室を出て行った
コメント
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寝室にまで介護に来るとかちょっとやりすぎな気もするけど笑 しょぴは何とも思わんのかなー。💜さん元カノだし。
垢BAN食らってました😭😭0.5回楽しみにしてます。お仕置きいいいい😇😇