syo side
小さい頃に遡るが、俺は病弱だった
学校にも通えず、走り回って遊べず、ベットの上に居る日々
母さんは素敵な人だった
優しく、頭も良く、いろんな事を教えてくれた
常識や計算の仕方、コミュニケーションなど
高熱が出た時はずっと看病してくれたっけ、
マナーや礼儀も教えてくれたが、あまり使った試しが無いけどなw
父さんは自由気ままな人だった
よく旅をして、写真を見せてくれたり、話を聞かせてくれた
話し方がとても上手で、自分もそこに居たかのような臨場感
旅に行った地域で作られた玩具も買って来てくれた
俺はあの人達が大好き”だった”……
ある日、父と母が喧嘩していた
父が旅先で浮気をしたとの事
小さい頃は、妹が出来る!、そう思ってた
だが、その思いも虚しかった
父と母が離婚し、俺は父方に引き取られた
本当は母の方に行きたかった
しかし、「父に似ていて、父を思い出してしまうから、」と言われ、謝られた
これ以上、迷惑かけちゃ駄目だ
子供ながらに思ったのだろう
新しい家族は父、新しい母、俺、妹だった
新しい母は、金髪で鼻の筋が通っていて、正に”外国人”という顔立ち
母国語が違うが、何を言ってるかは大体分かった
多分、新しい母は三人で暮らすつもりだったのだろう
俺が着いてくるのは予想外だったようだ
赤ん坊の妹、病気がちでよく寝込む俺、手伝いもせず旅に出る父
ま、すぐに離婚した
そのあと、俺は孤児院に引き取られた
それが今働いてるwrwr軍の領内にある孤児院だ
成長と共に段々と体が丈夫になっていき、今では孤児院の稼ぎ頭
「ふぅ、書類終わった」
やっぱ考えながらやったら早く終わるなぁ….
?「ショッピ〜、緊急会議やって〜」
「分かったー、すぐ行くわー」
コメント
2件
子供に一番の悪影響があるのは喧嘩を聞かせる事って聞いたことがあるんですよね… 確かにそうかもしれないですね。