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都心から郊外へ帰る終電。
車内は乗客がほとんどおらず、ふたりきりの席で寄り添っていた。
「……あれ? 急に止まった……?」
「……電気も……消えた」
車内が非常灯だけになり、静まり返る。
アナウンスは流れず、携帯も圏外。
「……ちょっと怖いね……」
「大丈夫。俺がいるから」
すちは優しく、みことの手を握る。
だが──その手は徐々に、指先でみことの甲をなぞり、腕、そして脚へ。
「……すちくん、なんでそんなとこ触ってるの……」
「だって……ふたりきりだよ? 完全に」
「見て、ほら。誰もいない。音もない」
「でも……っ、ここ、電車の中だよ……?」
みことが困ったようにすちを見る。
けれどその瞳は、不安と同時に期待も滲ませていた。
「ダメなら言って。すぐやめる。でも──」
すちは、みことの太ももに手を滑らせる。
「……声、抑えられる?」
「っ、や、やってみる……けど……」
ズボンの中にすちの手が差し込まれる。
みことの吐息が、車内の静けさの中に微かに漏れる。
「だめ、触っちゃ……おっきく、なってきちゃう……」
「そっか。じゃあ……俺が責任取るね」
みことを座席の上に寝かせ、脚をそっと持ち上げる。
制服のようなズボンは膝まで下ろされ、露わになった肌が、薄明かりに照らされる。
「……っ、すちくん、あんまり見ないで……」
「可愛い。全部見せて。ここ……とろとろになってる」
指で中をひと撫でし、みことが震える。
「……は、ぁ……もう、欲しい……」
「本当に……いいの?」
「ここで、すちくんの……ほしい……っ」
すちは自分を取り出し、みことの脚の間に腰を寄せる。
そしてゆっくり、みことの中へと──
「んっ、ふ、ぁっ……くる、っ……!」
「ゆっくり入れる。力抜いて……いい子」
ぬるりと根元まで沈むたび、みことが切なげに吐息を漏らす。
停車したままの電車の中で、ふたりの身体が重なる。
静けさと揺れが、ふたりの鼓動と喘ぎをさらに敏感にさせる。
「すちくん……すごい、当たってる……っ、またイきそう……っ」
「俺も……っ、中、きゅって締めて……もう限界」
ふたりの身体が何度も打ちつけられ、みことの声が漏れそうになる。
すちは手でみことの口を塞ぎ、代わりに耳元で囁く。
「可愛い声、もっと聴かせたいけど……ダメだね。バレちゃう」
「……っ、んぅ……っ!」
限界まで満たされて、やがて──
「みこと、イって……!」
「……っあ、イっ、イくっ、すちくんっ……!!」
びくんと身体を震わせて、ふたり同時に果てた。
しばらくして、電車に電力が戻る。
照明がつく直前、ふたりは何事もなかったように服を整えた。
「……ドア閉まったままなの、助かったね……」
「うん。でも、ちょっと……クセになりそう」
みことが恥ずかしそうに笑う。
「……すちくん、次は……どこでしてみたい?」
「……電車よりもっと危ないとこ、でもいい?」
すちはいたずらに笑い、みことを再び強く抱きしめた。