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イタリア視点ーーーーーーー
ただただのんびりしながらボスや、彼のことを考える。
ベラルーシは何も言わずにただ夕日を眺めている。
空はたまたまロシア色になっている。
🇮🇹「綺麗だね〜」
そう呟いても何も返事はなかった。
悲し。
そんなことを考えているとドンッと鈍い音が鳴った。
そして玄関の方を見る。
砂埃が立っている中、3人の人影が見える。
その姿を見るとベラルーシは嬉しそうに目を輝かせて走り出した。
ioも、彼らの姿を見るために目を凝らす。
そして、その正体にすごく動揺してしまった。
🇮🇹「ドイ、、ツ?」
そう言って彼の方に走り出す。
そして抱きつこうとした時。
パシンッ
🇮🇹「、、、え、?」
そう、ドイツにはたき飛ばされてしまった。
まぁ、彼を虐めていた人の仲間だからしょうがないかもしれない。
でも、おかしいことは他にもある。
ロシアがドイツの背中に手を回している。
彼らは犬猿の中だった筈、、
しかも、嫌がる様子がない。
🇮🇹「ドイツ、、?」
彼の顔を見て、絶望した。
この顔はしたことがある。
裏切りの顔。
昔の仲間を敵だと決め付けた顔。
昔のioの顔。
きっとioはナチのような顔をしているだろう。
軽く呼吸する。
落ち着け。
そう考えているとチューリップを渡された。
そして手紙も。
手紙を開けて読んでみると、ただ一言。
「ありがとう」
と書かれていた。
この文字は日本の文字だ。
僕らの仲間。
その言葉で書いてあることに絶望した。
🇮🇹「どういうこと、、なんね?」
できるだけ平然を装って話す。
でも、声が震える。
そう考えていると、ロシアが話し始めた。
🇷🇺「ドイツは、俺ら共産主義の新たな仲間になった。そして、今日、新たな宣戦布告をする」
そう言って一旦止める。
そしてスマホを取り出し、誰かに電話をする。
🇷🇺「アメリカ、俺らと戦争をしろ」
電話の相手が「は?」と話している。
他の声も少し聞こえる。
🇮🇹「G7に電話を繋いでるんね、、?」
そういうと、彼が頷いた。
🇷🇺「そこでだ。イタリア。俺らの仲間にならないか、?」
おどけたように笑っている彼がioの目に映る。
🇮🇹「、、、」
🇷🇺「早く答えないとこうだぞ?」
そう言ってロシアはドイツに何かを命令する。
それに従って銃を僕の頭にこつんとつける。
🇷🇺「俺の仲間になるか、ならないか」
その言葉を聞いて少しびっくりしたが、もう決断はできている。
🇮🇹「ioは〜、G7のみんなの味方にも、共産主義の味方にもならないんね。ioはずっと、ずーっと大好きなドイツの味方なんね 」
そう言ってロシアに笑いかける。
🇷🇺「本当にいいのだな?」
そう言われたが無視し、ドイツを見る。
🇮🇹「今度はドイツが決断する方なんね〜、どうするんね?」
そう言って安心させるかのように笑いかける。
🇩🇪「、、、ッ」
ドイツは虚な目で、また、涙目になってioに言った。
🇩🇪「さよならだッまたいつか!」
そう言ってバンッと音が鳴ってioの意識が消えた。
ロシア視点ーーーーーーーーー
イタリアがよろけて倒れる。
その血が飛び散っても俺は気にしなかったが、中国は気にしてしまったようで、
🇨🇳「汚らしいアル」
そう言っていた。
そして虚な目をしたドイツが俺の胸に倒れ込んでくる。
内心、面倒臭いなと思ったが、何も言わずに電話の相手の話を聞く。
🇺🇸「、、、」
🇬🇧「どうするのですか?」
🇨🇦「僕、、」
🇯🇵「、、、」
みんなが黙り込む中、アメリカは、
🇺🇸「戦争をしよう」
そう言っていた。
第一章(完)