怪盗レッドを響が捕まえようとしたところ、頭痛がして怪盗レッドに助けられるお話。
ーー
深夜の館。
怪盗レッドは盗品を手に取り、音もなく背を向ける。
だが背後から鋭い声。
「……そこまでだ、怪盗レッド」
現れたのは、白里響。
彼の鋭い視線は健在だが、どこか険しさの裏に影が見えた。
レッドが一歩踏み出すと――
響が額を押さえ、よろめく。
「……っ……!」
反射的に伸ばしたレッドの腕が、彼の肩を支える。
「無理をするな、探偵」
「……放せ……!」
響は強く言い放ち、すぐにその手を振り払おうとする。
だが立ち直ろうとした瞬間、視界が暗転しかけ――足が揺らぐ。
「……っ!」
倒れ込む寸前。
レッドは迷わずその身体を抱き寄せた。
「――!」
響の呼吸が荒く、胸元にかすかに熱が伝わる。
レッドの横顔は静かだった。
「君に捕まるわけにはいかない。けれど……ここで倒れられても困る」
響は悔しさで唇を噛む。
「……俺は……まだ……」
か細い声。それでもプライドは崩さない。
レッドはほんの一瞬、彼を抱きしめるように支えながら、小さく囁いた。
「君が探偵である限り……また会える。だから今は、倒れるな」
次の瞬間、彼の体を壁にそっと預け、レッドは影のように去っていった。
響の手が宙を掴む。
残ったのは、消えた怪盗の温もりだけ――。
ーーここからは主の雑談ーー
新刊28巻のプロローグの響の頭痛めっっちゃよかったッッ泣
顔色悪かったとか最高、、っていうか心配してるのが社長の娘ってのも良いですねッ!!初っぱなから尊き頭痛とか見て、8ページ(多分)なのにさっそく発狂しそうになったよ、?!それで、この天才的なアイデアが思い付きましたッ☆全然リクエストとかめちゃくちゃ送ってほしいし作るのはすこーし遅くなりそうですが、。全然タメ口でしゃべってもらって大丈夫ですし、響ってプライド高めでツンデレっぽくて受けにピッタリッッ❤️このお話は結構短めなので次からは長めに意識してかくつもりですっ!
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