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「みらい水族館にお越しいただいた皆様、こんにちは!イルカショーに来てくれて、ありがとう!!
司会は俺、イルカのお兄さんこと山田と!」
「キュー!」
「キュイー!」
「イルカの蘭ちゃんと凜ちゃんがお送りいたします!皆さん、楽しんでねー!」
皆さんこんにちは!みらい水族館のイルカ専属山田ひろしです!
今年この水族館に入ったピッチピチの若者です!
本当はペンギンエリアの専属になりたかったけど、なぜかイルカ担当です。
えっ?なぜかって?仕方ないな〜、教えてあげるよ〜。
「ギューーーーーー!!!!!!」
「ギャーーーーーー!!!!!」
…聞いた?聞いた?このイルカ達の威嚇の声。サンシャ⚫︎ン池崎もびっくりよ。
これね、俺以外の人が近づいた時の声。(上が蘭で下が凛ね)
ガラス越しならいいんだけど、他の人がエサやりとかしたらこの声になるんよね。
なんでなんかね?俺そのせいで休みがないんだけど。
いやー、素直にびっくりよね。おかしいと思うじゃん?ほんとなんよ。
これはこんなイルカ達と俺の物語…ちゃんというと、日記ぽいのかもしんない
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「おはようございます、館長!」
「おはよう、山田くん。今日もよろしくね」
おはようございます!今日は俺の1日を紹介するね!
8:30 出勤
「おはよう蘭、凛」
「キュー♡」
「キュイー♡」
(よしよし、今日も元気そうだ)
「あれ、蘭さん今日ご機嫌だね」
「キューキュー♡」
「よしよし、いい子だな」
「ギュー!!」
「…凛、威嚇しないの」
9:00〜 イルカ達と挨拶、状態確認
『開けます』
「はい、了解です」
10:00 トランシーバーで館長の声を確認後、開館
「あれ、山田さんは?」
「いないね、ああそっか」
すぅぅぅぅ………
「今すぐ他の職員呼べ!!!!!山田がまた沈んでる!!!!!」
「毎日毎日懲りないのかあのイルカ達!!!!!」
「生身の人間が水槽に沈んでるぞ!!!早く助けろ!!!」
「………ごぽっ」
「山田ーーーーーー!しっかりしろ!!」
「脈、心臓あります!生きてます!」
「キュ」
「こら、そっぽ向くな蘭!!人が死んじまうぞ!!」
「ギュ」
「いい加減にしろ凛!!また水槽に連れて行こうとするな!!」
「………俺、生きてる?」
「山田ーーーーーー!毎日死ぬな!!頑張れ!!」
「人ごと………………」
11:00 イルカ達にあの世に案内される(水槽に連れて行かれる)
ちなみにお客さんはこのことをショーだと思っているらしい。思っていてください。
蘭は反省しよ?凛はもうやめよ?ね?
「ご飯だぞ〜」
ご飯(魚と氷)をイルカ達にあげる
「ギューー♡」
「あ、うまい?やっぱ分かる?旬の魚だぞ、良かったな凛!!」
「ギュ、ガァ」
「そんな威嚇しないの、蘭。ちょっと凛と喋ったくらいで」
「キュ、キュ」
「ほら、凛もそう言ってるよ」
『ガァァァァァァァ!!』
「やめて」
12:30 イルカ達と俺、ご飯
「皆さんこんにちは!みらい水族館イルカショーへようこそ!
司会は私イルカのお兄さんこと山田がお送りいたします!そして今回の主役は〜?」
「キュー」(蘭の あまりやる気のない声)
「キュイー」(凛のそんなに誠意のない声)
「蘭と凛です!2人とも頑張ろうな!」
「キュー♡」(やる気増し増しの声)
「キュイー♡」(誠意のありすぎる声)
観客:拍手パチパチ
14:00 イルカショーの始まり始まり
あと、蘭と凛。もっとやる気出して。
「蘭かっこよかったぞ!ジャンプ綺麗だった」
「キュー♡」
「凛も良かったな!ボール運ぶのうまかった」
「キュ、キュ♡」
「あと蘭。あ、これは凛もだけど。たまに指示してないのにキスしてくるのなんなん?」
「「………」」
「おっとダンマリ?おーい?」
「「………(山田を水槽の中にに連れて行こうとする)」」
「ヘルプ!!!!!やばい!今日2回目は流石にやだ!!!!!」
「「「山田ーーーーーーーー!!!!!」」」
15:00 ショーの振り返り(やらなきゃイルカが拗ねる)
たまにそのまま水槽に連れて行かれる。やめてほしい。
(うし、もうすぐ終わるな)
「キュー」
「あ、蘭。もうすぐ水族館が閉まるぞ。もうちょっと頑張ろうな」
「キュイーーーーーーー」
「はいはい、凛もね。お疲れ様」
「ギュ」
「凛ごめん。適当にしてごめん。ほんとにごめん。だから水槽に(以下省略)」
「おーーーーーーーい!!!!!山田が(以下省略)」
18:00 水族館閉館
(よし、帰る準備オッケー)
「じゃあ蘭、凛、また明日な」
「「キュー♡」」
「よしよし。かわいいなー。あ、待って。たったそれだけで蘭服を掴まんとって。待って。凛も頼む。
君はまと も役だったでしょズボンから離しなさい。 ちょ、頼むよ。沈んじまう。待って、そろそろ限
界。ほんとにほんとにやめ」
「おーーーーーい!!!!!山田が(以下省略)」
「耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ」
「待って、限界」
「頑張って!!!!!」
「今日2回目か!?」
21:00 帰宅時間
最近よく水槽に連れて行かれるのはなんで?おかげで着替えを常備するようになったわ。
「お前よくやってるな。イルカの世話って大変なのを改めて知るよ」
「いや、運が良かったら水槽には入らないから、ちょっと大変なだけだよ」
「いや普通は水槽掃除くらいにしか水槽入らなんだわ」
「え、そうなん?」
「あら、感覚が麻痺ってらっしゃる」
「え、真冬でも入ることないの?水槽寒いんだよ」
「だからそうだっつてんだろ」
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あとがき
こんにちは、稲荷飛鳥の姉です。姉御とでも読呼んでください。
妹のアカウントで無断で書いています。 最近そのせいで喧嘩しました。いれいすのグッズ一個買うこと
で仲直りしました。高かったです。
一度小説を書いてみたかったんです。気が向いたら書いていきます。
イルカの蘭と凛は、性別はどっちでもいいです。お好きな方で想像して読んでください。
小説めっちゃ楽しかったです。また読んでください。
あと、コメント待ってます。気が向いたら書いてください。
読んでくださり、ありがとうございました(^^)