望の独り言

麗が生まれて三ヶ月。

「う～、く～」

そんな風に麗が声を出すようになった。しかも私や叔母さんを見て嬉しそうに笑うんだ。それを見てると胸がキュンってなる。シュンくんと一緒にいてた時よりもっとずっと。だから彼のことは本当はそこまで好きってわけでもなかったんだなって最近は思う。

叔母さんが、自分が赤ちゃんを産んだ時のために用意してあったミルク用のポットでお湯を沸かしてミルクを作る。それももうだいぶ慣れてきた。麗が成長して母乳だけじゃ足りなくなってきてる感じだから、今はミルクも足してる。

母乳とミルクとをかわりばんこにって感じかな。

ミルクが終わったら縦抱っこして背中をとんとんして、ゲップさせて。たまにミルクを吐いても慌てない。

なんか私、母親やってるって感じ。