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やっと腐要素ありの仁瑠衣出します
いつも通り、NewPageはpixivの仕様なので気にしないでください
単純に消すのがめんどくさいだけっす
それではどうぞ
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どーもどーも。久しぶりにネタが降臨したので帰ってまう前に捕獲して書こうと思います。
ハンドレ公式から格付けチェックが出ましたね。
今は12月26日21時なのですが、投稿は27日の昼あたりを予定しております。
前置きが長くなりましたね。ではどうぞ。
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[newpage]
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(モブの表記「!」になっております。)
(仁×瑠衣のカプ要素がございます。苦手な方はブラウザバックをお願いします。)
(要素として接吻の表現があります。)
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! 「カット!」
瑠 「終わったー!!」
少しゆるかった雰囲気が、より一層ほどける。
ま 「あー…疲れた…」
健 「すぐ帰りましょう!!今すぐ!!」
忙しない声が飛ぶ。
健 「ほら誠一くん、早くまどかさんをおぶりなさい。」
誠 「はぁ!?なんで俺がやること前提やねん!!」
健 「まどかさんをおぶれることにまずは感謝するべきでは?」
誠 「お前な…」
スワロウテイルのいつもの光景。
騒がしさの橋で、俺は少しだけ距離を取った。
左 「兄貴さっさと帰ろうぜー」
右 「えぇ、千トからの連絡が来ていますしね。」
人が引いていく。
屈伸をしたり、帰り支度を始めるスタッフが目線の端でチラホラと見える。
光 「むっ、お前達もう帰るのか?」
右 「えぇ、うちの名探偵が待っているので。」
左 「ここにいてもつまんねーし」
仁 「ふっ、自称記録者は恥ずかしくて帰るのか?」
左 「あ?」
右 「左手、ただの”遊び”に付き合っている暇はないでしょう。」
左 「へーへー…」
ナイトアウルの記録者が帰り、スワロウテイルの記録者が揉めながら名探偵はあくびをしている。
クラウンクレインの名探偵はなんか俺に近づいてきてるし…
仁に関してはどっか行ったし…
光 「おい貴様。」
瑠 「…え、俺?」
光 「貴様以外に誰がいる!!!!」
瑠 「今まで貴様なんて呼ばれたことねえし人数多いんだからわかんねえよ!」
声がでかい。
こいつのペース…正直ついていけない。
光 「先程の生け花の問題。なかなかにやるじゃなかいか。」
瑠 「…別に、あれぐらいは誰でもわかんじゃねえの、」
光 「あぁそうだな。俺の目でも簡単に見破れる!!」
ま 「そう?誠一のやつもなかなかにうまかったと思うけど。」
誠 「俺も結構自信あってんけどなー…すぐに見破られて悔しかったわぁ、」
健 「あんなの間違えたら一生の恥ですよ。私なら生きていけない。」
誠 「お前はさっきから…」
瑠 「…そんなにすごいことでもねえんじゃねえの?」
「俺はたまたま詳しいだけだったし。」
光 「いーや、奥深さやバランスの味方が庶民とは目線が違った。」
褒めているのか、探っているのか。
どちらにしても、居心地はよくない。
光 「生け花をしたことがないと言っていたが、なぜあそこまで詳しくわかった?」
瑠 「…母親が華道家なんだよ、一緒に住んでたんだからそれぐらいはわかるようなる。」
一瞬、空気が止まる。
誠 「そうなんか?!初めて聞いたわ〜」
ま 「僕も初めて聞いたね、確かパリに住んでいたんだっけ?」
健 「パリ…帰国子女でしたか。」
胸の奥が、静かに冷える。
この流れは、嫌というほど知っている。
左 「なになに、面白そうな雰囲気じゃん?」
ま 「げっ、なんで戻ってきたの…」
右 「千トとの合流が少し先になりそうでしたので。」
「我々が戻ってきては不都合なことでも?」
ま 「別になんもないけどさ、」
左 「で、そこのガキがなんだって?」
瑠 「…あ?」
右 「左手、」
左 「うぉー怖い怖い。」
「すぐそうやってキレんなよー、」
ヘラヘラしやがって…
ナイトアウルの記録者も名探偵も苦手だ。
光 「母親は華道家…なぜ経験をしたことがないのだ?」
「華道などは滅多に経験することができないだろう、」
瑠 「興味ねえんだよ、華道とか、かっちりしたやつは。」
誠 「今はご両親はパリにおるんか?」
「物怪はまだ17やったな、1人でこっちにおって心配せんのか?」
瑠 「…心配、な、」
___来た。
健 「何か事情が?」
瑠 「…さあな、あんたらにいったところでなんもねーだろ、」
光 「物怪家、か、どこかで聞いたことがある気もするが…」
左 「へぇー、じゃあフランス語喋れんの?」
瑠 「あっちで育ったんだからある程度は喋れる。」
「けど日本とパリ行き来してるから特別喋れるわけじゃねえよ。」
右 「今はおひとりで日本におられるのですね、」
「17歳で…ご両親とあまり仲が良くはないのですか?」
…お前らに話したところでなんにもなんねえのに。
大人はみんなそうだ、どうにもならないことばかりを聞いて、
話したら話したで何もしてくれない。
瑠 「…両親とは、決別中なんだよ、」
光 「決別?」
瑠 「…」
それ以上を言う気はなかった。
大人はみんな、説明をすぐに求めるから。
左 「へぇー、お前今親とそんな感じなんだ?」
右 「あまりからかってはいけませんよ、」
ま 「…決別って、なにか大きなことでもあったの?」
誠 「俺等になんかできることあったらなんでも言ってな!」
健 「…私も、話を聞くことはできますよ、」
同情。
これだから大人は嫌いなんだよ。
瑠 「…俺は__」
仁 「瑠衣、」
後ろから、手を握られる。
冷たくて、ゴツゴツしてる。
それだけで、息がしやすくなる。
瑠 「仁…」
仁 「帰るぞ、」
瑠 「えっ、おっさんは…」」
仁 「次の撮影までまだ時間もあるだろ、一旦事務所に帰る」
瑠 「…うん、」
理由も説明も適当。
でもそれが、今はありがたかった。
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[newpage]
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瑠 「…」
仁 「…」
少し曇っている天気。人通りが少ない道を歩く。
瑠 「…な、なぁ、仁、」
仁 「…なんだ?」
瑠 「いつまで手、繋いでんの、」
仁 「…別に誰もいないんだからいいだろ、」
そっけない声。
でも、離す気はないらしい。
瑠 「そう、だけどさ…」
仁と付き合い始めてから、半月ほど。
俺が成人ので行為などはしたことはないが、手を繋いだりキスをしたりはしてきた。
だが今までは仁の家でだったり、事務所で少し触れ合うぐらいだった。
キスなんて事務所での仁の部屋かお互いの家でだし…
外で手を繋ぐことは初めてで、ソワソワしてしまう。
瑠 「…恥ずかしくねえの、」
仁 「付き合ってるやつと手を繋いで何が恥ずかしいんだよ」
その一言で、胸の奥が少し軽くなる。
瑠 「…仁のファンにバレたら俺社会的に消されない?」
仁 「お前はまだ未成年だし俺が守る」
しれっとかっこいいこと言いやがって…
瑠 「…さっきは、その…」
「…ありがとな…」
仁 「…別に。」
仁にもおっさんにも自分の家のことはそこまで話したことがない。
それでもあそこから連れ出してくれた。あそこで助けてくれた。
対して知らない俺の家のことで困っている俺を。
仁からしたらどう見えたのだろうか。俺はどんな表情で受け答えをしていたのだろうか。
仁 「…おい、」
瑠 「なに…っ?!」
いきなり立ち止まって頬に手を置かれたかと思えば、
勢いよくキスをされる。
瑠 「んっ…じ、っん…」
ぬるりと熱くて分厚い舌が口の中に入ってくる。
息がしずらくなる、気持ちい。
舌を絡め、口から声が漏れる。
瑠 「ん、ぅ…っ」
仁 「…ふ…」
腰に手を当てられ、前のめりにキスをされる。
右手で腰を、左手で後頭部を支えられる。
俺も仁の背中にしがみつくようにハグをする。
それから数秒…体感ではもっと長くキスをし、口を離す。
瑠 「っ…はぁ、」
仁 「…少しは、その辛気臭い顔も緩んだんじゃないか、」
瑠 「…っ、ぅ…」
なんだよ、それ…
顔が熱くなるのが自分でもわかる。
瑠 「…〜〜っ、うー…」
仁の胸にぽすんと頭を置く。
優しく左手で頭を撫でてくれ、甘えるようにグリグリする。
仁 「…お前がどこで生まれてどう育って、」
「今誰とどうであろうが俺には関係ない。」
関係ない。
普段の捉え方なら傷つくものだろう。
けどこの関係ないは、ひどく安心する。
瑠 「…恋人のことぐらい、名前で呼べよ…」
仁 「ふっ、」
鼻で笑いやがって…
沈黙が続いたので顔を上げると、目と目の距離が一気に近くなる。
仁 「…瑠衣、 」
瑠 「、なんだよ、」
仁 「…奢ってやる、なにか飲みに行くぞ、」
瑠 「まじ!よっしゃ〜!!」
いつも通り仁の隣で歩く。
こんないつも通りがとても心地よく、好きだ。
瑠 「何奢ってもらおうかな〜」
仁 「食べ物は自分で買えよ」
瑠 「えー!」
これからも仁の隣で歩きたい。
ホークアイズの俺として、恋人としても。
手を引いてくれる人。
俺が立ち止まっても、待ってくれる人。
___末永く。そばに。