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しゃιϯ 𓂃🫧
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tomato
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# 綺麗 に 腐った 罰
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コメント
3件
凄い✨️素敵な話し!続き待ってます✨️(*^^*)
**第9話、めちゃくちゃ良かった……!** 💚の内面の揺れと、🩵が一歩踏み出した勇気、どっちも刺さった。 特に、油絵に手を伸ばしたときの💚の必死な「やめて…」が切なくて、でもそこで🩵が抱きしめたのがもう……ッ。 「兄って呼んでもいい?」の問いかけ、じんわり来たわ。 この2人の距離がどう変わっていくのか、本当に気になる🔥 **えまさん、今回は特に心の動きが繊細で、すごく好きな回でした!** 続き、めっちゃ楽しみにしてます!
side:💚
💚 「はぁ…………。」
自室のベッドに倒れ込み、俺は天井の木目を睨みつけていた。
なんで助けたりしたんだ。
そもそも父に言われなくたって、後から転がり込んできた奴らと関わるなんて面倒くさいこと、最初からごめんだ。
それなのに、勝手に体が動いてしまった。
自分に対する苛立ちと後悔がふつふつと煮え立っていた。
けれど、いつもなら胸の奥を重く押し潰す焦燥感が今夜は少しだけ柔らかい。
ベッドサイドに散らばるプラスチックの板に目をやる。
いつもの癖で何錠か取り出そうとするが、まだ何も飲んでいないのに目蓋が重くなっていくことに気が付いた。
今夜はいいか。
自分の愚かさに溜め息をつきながら、俺は久しぶりの深い眠りへと沈んでいった。
side:🩵
あの日から、すちさんを観察することを決意した。
すちさんは基本的に家族の誰とも関わろうとしない。
気配を消すようにして自分の部屋と学校、そしてどこか遠くを往復しているだけだ。
観察はどうにかできるが接触までは難しいが、あの台所で俺とみこちゃんを庇ってくれた背中の温もりを知ってしまった。
ええい、強行突破だ!
ほんの数メートル先なのに、一歩も踏み入れたことのない奥地へ向かう。
3階の最奥に位置するすちさんのお部屋。
静かな廊下で意を決し、ずっと閉ざされたままのすちさんの部屋の扉を小さく叩いた。
💚「はい。」
ドアを静かに開けると、部屋の奥にいたすちさんが目を見開いてこちらを見た。
まるで招かれざる不審者を見るような、露骨な驚き。
💚「何の用。さっさと出てって。」
🩵「嫌だ。こさ、お話したいんだ。」
すちさんは俺を冷たく追い払おうとする。
まだ彼のことは怖いけれど、今日は強気で行くと決意してきた。
そのため扉の前から微動だにしない。
ふと、薄暗い部屋の隅に置かれた一枚のキャンバスに視線が吸い寄せられた。
そこにあったのは油絵だった。
色鮮やかな絵の具の重なりの中に描かれていたのは、すちさんによく似た、驚くほど綺麗な女性。
透き通るような瞳と儚げな微笑みに目を奪われた。
すごく繊細だ。
もっとよく見てみたい。
吸い寄せられるように絵へ歩み寄り、無意識に手を伸ばしていた。
💚「触らないで!」
ガシッ、と強い力で手首を掴まれた。
驚いて振り返ると、そこにはすちさんがいた。
しかし、先程までの冷酷な顔じゃない。
呼吸を乱し、震えている。
血の気を失った顔で、まるで大切な宝物を奪われそうになった子犬のようだった。
💚「それは……やめて………。」
絶叫ではなく、消え入りそうな懇願。
五歳も年上のはずなのに、目の前にいるのは今にも壊れてしまいそうな小さな子供に見えた。
今までの威圧感が消え、みこちゃんを助けた時のような彼の素らしい姿が見え隠れする。
消え入りそうな彼を、俺は咄嗟にぎゅうっと抱きしめていた。
💚「……え。」
すちさんの息が止まる。
腕の中に収まったその体はとても高校生とは思えないほど頼りなく、骨張っていて細かった。
どれだけの辛いものを一人で抱え込んだら、こんなに小さくなってしまうんだろう。
💚 「あ…い、いやっ………。」
拒絶するように強張る背中。
ガクガクと震える身体を安心させるように、更に力を込めた。
🩵「大丈夫だよ。こさがそばにいるからね。」
俺の胸の中で、すちさんの肩が微かに揺れた。
理由なんて分からないが、この人が背負っているものはきっと小さくないと思う。
彼は望まないかもしれないけれど、そばに苦しんでいる人がいるのを見捨ててあげられるような優しさは持ち合わせていない。
俺が、こさが、頑張るんだ。
すちさんとみんなを笑顔にするんだ。
まずは一歩、踏み出さなきゃ。
🩵 「ねぇ、すち兄って呼んでもいい?」