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「……なんか太った?」
体重はあんま変わってないのに、なんかムチムチしてるというかムニムニしてるというか。
「…⁇」
「何悩んでるの?」
「クロノアさん…」
体重計に乗ったまま首を傾げていた俺を不思議に思ったクロノアさんが声をかけてきた。
「?、体重増えた?」
「いえ、増えてはないんですけど…なんか肉付きよくなった気が…」
「?………あぁ、なるほど?」
何か合点がいったようなクロノアさんが上裸の俺の胸を後ろから掴んだ。
「ひぇっ⁈」
「揉まれすぎて、ココおっきくなっちゃった?」
「んなっ…」
「柔らかいもん」
すりすりと胸の先を撫でられる。
「っひぁ…!」
慌てて胸を掴むクロノアさんの手を握る。
「ちょっ…今日はおっぱいの日じゃないですよ…!」
尖ってきたソコをきゅっと摘まれて、腰から力が抜ける。
へたり込む俺を庇うようにして座らせるクロノアさんはなんとも楽しそうだ。
「おっと。……うーん、なんかトラゾーがおっぱいとか言うとなんかエロいな…」
「……あぁ…日常組の絶対領域のクロノアさんの口からそんな言葉が…」
「え?もっとすごいこと言ってんだからよくない?」
「だとしても俺の中のクロノアさんの何かが減ります……というか手を離してください!い、いつまで揉んでるんですか!」
むにむにと揉まれて感度を上げられた俺は必死で堪えるしかなかった。
「確かに今日はおっぱいの日じゃないよ」
「ならなんで…っ」
もう、いい〇〇の日に乗らなくていいって。
「今日はいい肉の日なんだって」
「安直!!それと俺の胸がどう関係が⁈」
「肉付きよくなったって自分で言ってたよね?」
数分前の自分の言動を振り返る。
「言いましたけど…」
「俺は別にいいけど、トラゾーは気になる?」
「いや…だって、なんか…」
「言うほどムニムニしてないよ?」
「でも、…」
確かに太ったという感じじゃない。
なんか、ついてたはずの筋肉が柔らかくなったというか。
「まぁ確かにトラゾーの筋肉ってきれいな付き方しるし、…きみ本人からすれば違って見えるのかな?」
クロノアさんに揉まれている胸は心なしか膨れて見えなくもない。
「揉んで大きくなるのって女の子だけなんじゃ…」
「さぁ?でも現に柔らかくて大きくなってるのはそういうことなんじゃない?」
「そういう…?」
「だって、トラゾーは俺の奥さんでしょ?」
「はっ…」
数日前のはっきりと刻まれてる記憶。
随分恥ずかしいことを言った。
「いい筋肉ってのは柔らかいって言うじゃん」
「まぁ、はい…」
「それに太ったわけじゃないんだからいいんじゃない?」
「けど、…その、胸だけじゃなくて…えっと…」
お腹周りは全然そんなことない。
「お尻?」
「っ!」
言い淀んでいたことを言われてしまった。
「…ねぇ知ってる?30日はお尻の日なんだって」
昔CMで流れていた某枝豆犬を思い出す。
「へぇ」
「月末だからなのと語呂合わせらしいよ」
「あぁ、なるほど……って、やっぱそれ遠回しに太ったって言ってます?」
「太ってるならお腹周りもそうなるでしょ。大体、トラゾーはちゃんと引き締まってるよ。きれいな腹筋だよね」
何故、俺は上裸なんだ。
洗面台の鏡に映った自分がなんか肉ついた?って服着る途中で思ったからだよ。
座り込む俺のお腹を撫でるクロノアさんが肩に顔を置いた。
「そんなに気になるなら俺が、痩せさせるの手伝ってあげようか?」
「へ」
「ほら、もっと頑張って」
「な、んぇ゛…ッ♡⁈」
「肉付きよくなったの気になるんでしょ?奥さんの悩みを解決するのは旦那の務めだろ?」
「ら゛、から、っへ…おか、しぃぃ…っ♡」
「おかしくないって。ほら、腰止まってるよ?」
腰に手を添えられるだけで、クロノアさんは全く動かない。
たまに悪戯するようにお尻を揉んでくるだけで。
「も、まないで、くださぃッ♡」
「ごめんごめん、ついね」
騎乗位させられて、はい動いてって言われて。
んなのできるわけない。
抽挿を一回するたびに腰がへたって深いとこまで入って。
震えながら、抜いてまた挿れてを繰り返して。
「こんッ、なの…♡」
「言ったじゃん。俺は気にしないって」
むにっと割り開かれるようにお尻を鷲掴みされる。
そのせいで後ろが広がって、1番奥に入ってしまった。
「んあぁ゛ぁ〜〜ッッ♡♡!!」
その衝撃でイッてしまうし、腰からは完全に力が抜けて動けなくなるし。
そのせいで締め付けて奥にクロノアさんの先がハマってしまうし。
「すごい締め付け」
「ぅンンッッ♡!!」
「トラゾー頑張れ♡」
「むりッ、むりれす…っ♡」
クロノアさんの上で無理だと首を横に振る。
「無理じゃないだろ?いっつも自分から強請って動いてるくせに」
「っ〜〜♡!!」
「ほら」
パシッと少し強めにお尻を叩かれた。
「ゃうっ♡」
「はは♡こんな身体になって誰彼構わず誘っちゃう気?」
やわやわとお尻を揉まれて、クロノアさんが下でにこりと笑う。
「ゃぁあッ、も、♡、もぅ、だめですっば♡、また、おっきく、なる…ッ♡」
「トラゾーの着てる服ってダボついてるから分かんないって」
「き、きつく、なっちゃっ♡たん、ですって…♡!」
「ふーん?じゃあ、着れるようになるまでしっかりココ使って頑張ろっか♡」
「ぁ、あぅ゛ッ♡、もぉ…!」
世間一般の肉の日って焼肉食べよーとかそういうことなのに、この人こんな優しい顔してえげつなすぎる。
「俺はトラゾーのこと食べてるし。……いや?ある意味俺がトラゾーに食われてる?」
「〜〜⁈ッ、バカ♡!!」
「ふは、ドロドロになっちゃうトラゾーも可愛いけどやっぱちょっと反抗的なトラゾーもイイね♡」
頑張って動かしてた腰も、気持ちよさと疲れでもう動かせない。
荒く息をすることでナカをきゅぅっと締めて、腰が小刻みに震える。
「く、くろ、のぁ、さんッ、ぉれ♡む、りれすっ…あなた、が♡おく、まれッ、ついへ♡♡」
肉付きがよかろうが、服がきつくなろうがもうどうでもいい。
緩い刺激で狂いそうになる身体をどうにかしてもらいたくて涙目で下にいる人を見る。
「………全く。…トラゾーがムニムニ気にするから頑張ってもらおうと思ったのに」
繋がったまま押し倒されて、上から激しく突かれる。
「ふぁぁ〜〜〜♡♡♡!!」
「我儘な奥さんだね♡可愛いからいいけど。これでまた大きくなったとか、柔らかくなったってあとで文句言わないでよ」
「ぃわ、なぃ♡いぃ、ッ♡ませんから、はやく…っ、く、ろの、あさんっ♡の、がほしぃッッ♡♡」
「言われなくてもいっぱいあげるよ♡ココがタプタプになるくらい注いでやるからちゃんと受け止めてね♡」
「はひッ♡♡」
目が覚めてとりあえず顔を洗いに行ったり歯磨きをしに洗面所に向かう。
また、恥ずかしいこと口走ってしまった。
「……」
体重計が視界の端に入ってことの発端の物体をしまう。
「体も綺麗にしてくれてる…」
冷たい水で顔を洗って歯磨きをしスッキリした。
流れていく水をじっと見つめる。
「……」
俺が気絶してる間に後処理も全部いつもしてくれてる。
何も残らないのに、キュッと疼く下腹部を撫でた。
「(ココまで入っちゃうんだよな…)」
貫かれて、揺さぶられて、突かれて、擦られて、抉られて。
溢れるくらい注がれて、お腹が膨らむくらい出してもらって。
俺だけに反応してくれて、深い場所まで気持ち良くしてくれて。
「っ、!」
何考えてんだとぱっと顔を上げたら真っ赤な顔をした俺と鏡越しに俺を見てるクロノアさんが映っていた。
「寂しくなっちゃった?」
クロノアさんが近付いてきて、お腹に置いていた俺の手に自分の手を重ねてきた。
「いっぱい注いだのに、掻き出しちゃったもんね?」
ぺたんこになったお腹を撫でていたクロノアさんの手がスウェットの中に入ってきてお臍の辺をぐりっと押された。
「ひゃうんッ」
ずるりとズボンのほうを脱がされ、それが床にすとんと落ちる。
「ちょっ…」
「俺はこのくらいのムニムニがちょうどいい。まぁトラゾーならなんでもいいけど。…なんか太もも掴んだ時に俺の指がちょっと食い込むのがすげぇエロい」
ほら、と片脚を掴まれて上げられる。
「トラゾーの身体柔らかくなったしね」
きゅ、と俺の太ももに食い込むクロノアさんの長い指。
そして、鏡越しに映る黒い文字。
「?……!、ちょっ、と⁈俺の太ももになんちゅーもん書いて…っ⁈」
「うん?正の字?」
「何個書いてんすか⁈」
「トラゾーがイッた回数と俺が中に出した回数」
こんな下品なことをクロノアさんが知ってたことがショックすぎて固まる。
というかすごい正の字の数に驚いている。
「らっだぁさんからの受け売りだよ?面白い反応するからやってみ?って言われて。ムカついたけど正の字書く度になんかしちゃダメなことしてる感じがしてね」
正の字を撫でるクロノアさん。
揉まれたり掴まれて正の字が歪む。
「なんて言ってたっけ?肉…んぐっ!」
「だめだめだめ!!クロノアさんは言っちゃだめ!!」
その先の単語は絶対に言わせたらダメなやつだ。
無理な体勢だとしてもクロノアさんの口を手で慌てて塞ぐ。
「(らっだぁさんは次に会った時半◯しだ)」
むにっと太ももを掴む手に力が入って指が更に食い込む。
「んっ!」
「どうする?まだ痩せたいって言うなら手伝うけど」
指で正の字を撫でられて、ひくりと後ろが疼く。
「ね?」
下着の裾からその指が入ってくる。
「も、もうっ、じゅーぶんですッッ!現状維持しますからっ」
「そう?なら…」
「ひゃっ⁈」
「明日のいいお尻の日の為に、もっと肉付きいいお尻にしてあげるね♡」
「!!!?」
太ももから手が離されて、若干脚が痺れてる俺はクロノアさんに寄りかかった。
むに♡とお尻を掴まれて下着越しに当てられる硬いモノ。
「ば、ばかっ!クロノアさんの変態ッえっち!」
「男はみんなそんなもんだろ?まぁ、俺はトラゾー限定だけど」
グリグリと押し付けられる。
「ぅ、んッ♡だめですってば…っ!」
「だめなことが、だぁめ♡」
ポッキーの日で始まり、こんな欲とは無縁そうなこの人が実はこんな特殊性癖持ってるなんて思わないって。
持ってるというか多分、無自覚でしてる。
恋人になったばっかの相手にポッキーをあんなとこに普通は挿れないし。
いや、俺はかなりベタなことしたし、だいぶ恥ずかしいことをしたりもしたけど。
「(クロノアさんが、どんどん変なことに…っ)」
「トラゾーのことはどんな手段使っても快楽に堕としてあげたいからね♡」
手を重ねられて、左手の薬指を撫でられる。
「いっぱいお尻気持ち良くしてあげるよ♡トラゾー♡」
「〜〜♡!、最後まで責任とってくださいよ♡♡!」
ぎゅっとクロノアさんの左手を握り返した。
太ももに書かれた正の字は水性ペンだったみたいで、洗ったら消えた。
その代わりに噛み跡と鬱血痕をえげつない量つけられてしまったけれども。
え、てか俺明日もクロノアさんとスるの⁇
…嫌じゃないし、嬉しいからいいけど。
自分の身体がどんどん、ダメになってきてる。
クロノアさんに作り変えられたって思うだけで悦ぶ俺は末期かもしれない。
そんなこんなで噛み跡とかだらけのムニムニした太ももを無意識に揉んで思考に耽っていたらまた襲われた。
クロノアさん曰く、俺が自分で太ももを揉んでる姿がえっちだった、とのことらしい。
元を返せばクロノアさんが俺の身体中を触りまくるからだろうという反論は、彼の口によって塞がれてしまったのだった。