こちら第10話です
第9話→まきぴよさん
めめの上に倒れ込む。
めめも半分力の抜けた腕で抱きしめてきて、しばらく重なったまま。
まだ熱をもった身体が愛おしくて、ぐったり脱力しながら2人で余韻に浸った。
めめが動き出し、持ってきた水を口移しで飲まされた。
俺の喉が動いたのを確認して、もう1回。
今度は舌を挿し込んできた。
まだ下着をつけただけのめめの背中を撫でると、めめの手も俺の身体をなぞるように撫でる。
💚「そんな事されたら、また」
🖤「何回でもしよ」
キスが濃くなって、クールダウンした身体にまた熱が集まる感覚。
思わずめめにしがみつき、結局ベッドに移動してまた愛し合った。
腰から下が甘ったるく痺れていて、たまに自分の意志と関係なく脚がぴくぴく動く。
めめは隣に寝転んで、それをどこか嬉しそうに見てから抱き寄せてきた。
💚「めめ、大好き」
🖤「俺も大好き、愛してるよ」
💚「ん、嬉しい」
めめがいるんだと改めて実感する。
確かめるように何度も触っていたら『どうした?』と笑われた。
それから、やっと離れていた間の話をたくさんした。
見せてくれた写真には、共演者やスタッフと思われる魅力的な人たちがたくさん写っている。
💚「向こうでめめが素敵な人にアプローチされたらどうしよう」
🖤「ふふ、大丈夫。俺阿部ちゃんの写真見せて、パートナーいますって言ってたから」
💚「え!?」
文化の違う海の向こうとは言え、やる事が大胆だ。
🖤「そのパートナー連れてきてないのかってめちゃくちゃ聞かれた」
💚「そうだったんだ…」
🖤「日本ではスキャンダルになるから内緒にしてるって話したら、大変だねってなんか労われたよ」
めめはそう言いつつも嬉しそうだ。
🖤「2人の時はたくさん言わせてね。阿部ちゃん、好きだよ」
💚「そんなの俺も言いたい。めめが大好き」
穏やかでトラブルがないように見せかけて、実はぶつかり合いを避けていただけの俺たち。
めめはその話題にも言及した。
🖤「向こうでは自分の意見を誰もがはっきり言ってて、でも喧嘩じゃないんだ。俺たちに足りなかったのってこれだなって思った」
💚「そうだね。話すようにした方が意外と気持ちが楽だってわかったし、めめの事ももっと知れる」
🖤「うん、ぶつかり合いってお互いの着地点を見つけるためのものだったね」
そう理解できた今、めめは最初に喧嘩した時しょっぴーにかなり愚痴ったらしいけど、それが恥ずかしいと話す。
🖤「独りよがりすぎて聞いてられなくて、途中から相槌打ちながら好きな焼肉の部位考えてたって後から言われた」
💚「ははは、翔太らしい」
自分より相手を気にするのが、こんなにも深くて愛おしい事だと知った。
もう間違えたりしないだろう。
ふと、照を思う。
俺たちがこんなんだったから照に火をつけてしまって、俺も嫌だったけど照の事も間違いなく傷つけた。
めめは『多分岩本くんは大丈夫』と言っていたけど、根拠はわからない。
どうか照ともまた笑って話せる日が来ますようにと願い、甘い甘いキスをしながら夜は更け、やがて眠りに落ちた。
💙「照どした?」
💛「いや、なんか翔太の声が聞きたくなって」
💙「俺これからサウナ。来る?」
💛「行く」
照もちゃんと差し伸べられた手を握って歩き始めていることを、俺はまだ知らない。
終
コメント
24件
まずはリレー小説お疲れ様でした‼️今回もすごく良かったです‼️ティッシュがいくつあっても足りないくらい泣けた‼️海外のお仕事先ではパートナーがいることを宣言してくるあたりめめくんらしくて素敵👏そしてお互いの関係の為に今回海外のお仕事に行ってよかったと思う。お互いの関係にとって欠けていたものに気づけて。これからは本当の意味でのパートナーになれるね♡
アメリカで許されてる部分、グッと来るよね〜。 めめを海外に脱出させて良かった。いい刺激になって、だから照にも優しくしたのかもね、めめ。
最高でした!リレー小説楽しそうですね!✨ これからも二人とも応援しています!無理せず頑張ってください!