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こんにちワルプルギスの夜。26話です。

二村 美晴

映画鑑賞会から一週間がたち、特に何も変わらないまま毎日を過ごしてきた。

何だが前より千蔭と冬美が一緒にいることが増えた気がする。くっついたか?ついに。

それにしてはしかめっ面が多い気がするが。

そんなことはおいておくのが吉。さて体育でサッカーをやるのだ。

行っておこう、この世界の神も私もサッカーがマジで嫌いなのである。

何故か、ボール蹴ると痛いからである。バレーも同じ理由で嫌いなのである。アヒルさんチームの方々にはマジで頭が上がらないが。 

そんなことで?お思うてめえら、そうお前だよ。どうせ上手くなれとか言ってんだろ?無理だって走るの嫌いなのにサッカーの練習とかしたいわけないじゃん。馬鹿か?

そんな経緯で現在、覇王色の覇気みたいなオーラを出しているわけである。

もし今この手に野球ボールがあったら教師か、窓ガラスにぶん投げて、走って逃亡しているに違いない。

だが勿論そんなこと出来ないので、鼻血ぶちまけて顔面から倒れるエノキントンを脳内再生する。私は優等生なのでそんなことはしないと約束しよう。優等生でなければ、文字通り敵前逃亡まっしぐらである。糞が。

嫌すぎるので、保健室に休みに行こうかと思ったが、体育の時間全て休むわけにはいかないのでやめておく。

さあどうする。そう、行くしかない。

外に出た。期末試験が終わったこの頃はもうセミは鳴くわ、生徒は鳴くわで夏まっしぐらである。そんな中での外は絵に書いたような地獄絵図で体育などもっての外である。

辛い。燕ちゃんの方をふと見る。めっちゃ張り切ってる。めっちゃ張り切ってる。…

マディか。そういうことならしょうがない。

戦場に赴く、兵士のごとく、その歩を進める美晴であった。

燕ちゃんにインタビュー!!

q今のお気持ちは?

a楽しみです!!

q自身はありますか?

aめっちゃあります!!

qサッカー好きですか?

aやったことないです!!

という感じなのだが大丈夫か?ちなみに敵チームになった。

練習開始。

私は、適当に流しながらやる。あつすぎて溶ける。無理。

また、ふと燕ちゃんのチームの方向を向くと、燕ちゃんのプレーがとてつもなく異彩を放っていた。悪目立ちであるが。

ボールが来たら空振るどころか、ボールを踏んづけて転ぶ、頭うつ、痛い。

走ってみると、貧血で倒れる、頭うつ、痛い。

でフェンス、自分で足引っ掛ける、転ぶ、頭うつ、痛い。キーパーなんてやらせてもらえるはずもなく、全く不憫な燕ちゃんであった。


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