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なっ……なんでこうなった……///
「凛の体……綺麗だね」
そう言って
ゴシゴシと体を洗ってくれる弔くん。
『そんな事ないよ、、』
そんな事ない、
自分の頭の中でまた反復して言う。
この、人の個性を無効化してしまう
人を傷つけてしまう私の体。
綺麗なんかじゃない____
虚ろになってると
「凛?前向いて」
と。
弔くんが言う
なんにも考えてなくて
何も身につけてないのを忘れてしまって
『ん……』
と前を向く。
と、
少し濡れた、綺麗な水色の髪____
と
白く、育ち盛りの少年?青年のような見た目にしては痩せた体____
そして私を見つめる
綺麗な赤い目____
その瞳に吸い込まれるよう。
思わず見入ってしまった。
「凛?」
弔くんに聞かれるまで。
と同時に
『きゃっ!?見ないでよ!!』
と、弔くんの目を自分の手で隠す。
と
ガシッ
手を捕まれ
「大丈夫、何もしない」
『……恥ずかしいのですが』
「大丈夫、慣れて」
『どっ努力する……』
「だから離して」
『わかった……///』
ゆっくりと離す。
弔くんは、私の体をまじまじと見
「綺麗だね……」
と呟き、ゆっくり洗ってくれた。
なぜだか、触れられたところは熱く、
安心するような感覚。
洗い流すと弔くんは
またギュッと抱きしめてくれた。
私も____
『私も弔くんの体洗ってあげる!』