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摩浪side
次の日の朝。目を覚まし体を起こす。
摩浪『ン-ヾ( >_< )ノ-』
俺の隣には赤木さんが寝てる。昨日は俺の話を真剣に聞いてくださった。本当に優しい先輩だ。
机の上に置いてある時計に目をやる。時計の針は5時を指していた。
摩浪『赤木さん起きてください』
赤木「んん?」
摩浪『あーさです』
赤木「んーヾ(*`ェ´*)ノフンガ~」
摩浪『おはようございます』
赤木「おはよう」
髪がボサボサ。
摩浪『赤木さん髪がボサボサなんで直しましょ』
赤木「摩浪がやって〜」
摩浪『いいんですか?』
赤木「ええよ」
摩浪『なら先に顔洗って着替えましょうか』
赤木「おん」
赤木さんについて行き洗面台到着。
赤木「わーホンマに髪ボサボサ」
摩浪『赤木さんって普段の髪型ツンツンですよね』
赤木「ツンツンって何やねん(笑」
摩浪『何か棘みたいな』
赤木「ちっとだけ固めとるからな」
摩浪『あー』
なんて会話をしてたら洗顔終了。
さっぱりしたー。
赤木「今日朝練あるやん」
摩浪『ですね急がないと』
部屋に戻り着替える。
赤木「摩浪、着替えたから髪やって」
摩浪『はい』
とは言ったもののどうしようかねー?
摩浪『赤木さん、1回整髪剤で髪濡らしてドライヤーで乾かして整えますね』
赤木「ええよー」
俺の鞄から整髪剤とドライヤーを取り出して開始。
摩浪『あ、何か楽しい』
赤木「(楽しそうな顔しとる)」
ゆっくり赤木さんの髪を傷つけないように丁寧にスタイリングしていく。
途中、赤木さんの後ろ姿を見る。何でかな?安心するんだよなこの背中見てると。
摩浪『、、、、』
赤木「摩浪ー?終わったか?」
摩浪『あ、はい終わりです』
赤木「俺の背中見とったけど何か着いてたか?」
摩浪『いえ何も』
赤木「そうか?」
摩浪『はい』
見すぎた。
赤木「摩浪も髪結ばんと」
摩浪『はい』
赤木「ここ座り」
摩浪『失礼します』
椅子に座って髪を結ぶ。にしても長くなったなー。
今度少し切って整えるか。
赤木「(俺の背中見とったけど、何でやろ?)」
摩浪『、、、、』
赤木「(摩浪の背中見とれば何かわかるか?)」
何かめっちゃ視線感じるけど気のせいかな?
赤木「(わからん)」
摩浪『よし終わり』
赤木「なぁなぁ何で俺の背中見とったん?」
摩浪『なーんか安心するんですよね』
赤木「俺の背中が?」
摩浪『赤木さんだけに限らず稲荷崎バレー部全員がですけどね』
赤木「体格でかいからってことか」
摩浪『んー、頼もしいからですかね』
赤木「嬉しいなー」
摩浪『早く下行きましょ』
赤木「んー」