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春「はぁ」

俺の名前は澄川春。どこにでもいる高校生、、と言うとテンプレート過ぎるから陰キャ陽キャで聞かれたら陰キャ寄りの高校生澄川春だ。

コンプレックスと言えば名前が女の子っぽいことぐらい。

俺はいつも通り溜息をつきながら家に帰っていた。

しかしこんな俺でも仲のいい女友達ならいる。

三「ま〜たため息着いてるw」

そうこの女子、古風三奈だ。

古風とは家が向かいで何かと縁があり、幼小中高全て同じだ。

クラスは時折別クラスになったりするが家が目の前なこともあり、殆ど毎日顔を合わせる。

顔は上の中くらいで本当なら彼女にしたいが俺は今の関係で満足している。もし古風に彼氏が出来たら嫉妬すると思うが出来たらできたで純粋に応援するつもりだが、、、

まぁ、なんやかんやで毎日、古風と帰ってるわけだ。

春「くっそ〜毎日毎日、テレビに写ってる女優とか見るとやっぱこの世は顔だなぁって思う」

三「はは、やっぱ春はそういうのに憧れるの?」

春「憧れるって言うか顔だけであんなに売れるのってやっぱいいなぁって」

三「かっこよくなりたいってこと?」

春「ん〜、かっこよくはなりたいけどこの名前だからなぁ、なれるんだったら可愛い女の子になりたい」

三「へ、へぇ、」

古風が少し引き気味に返事を返す。

春「じょ、冗談だよ、慣れるならそっちの方がいいってだけw」

三「私を見るだけじゃダメかな(小声)」

春「え?」

三「な、なんでもない!」

少し照れた顔をした古風はいつもより可愛かった。



家に着いた。俺は古風と共に家の中に入った。家の中には誰もいない。そりゃ当然だ。

俺の両親は共働きで父親は単身赴任、母親は海外で働いている。

2人とも忙しいので年に数回しか帰ってこない。

俺が小学5年生の時からこうだった。

まだ中学生までは祖父と祖母の家に住んでいたが今ではもう高校生で自立もできるのでまだこうなる前に買って放ったらかしにしていた家を貰った(?)のだ。

古風は両親が中学1年生の時に離婚。

父親に引き取られたが、離婚してからに2年で俺の親と同じく単身赴任になった。

単身赴任先に着いてくるよう促したが古風が拒み、今では祖父と祖母の家で暮らしている。

だが祖父と祖母の家はつまらないらしくこうして俺の家に来てはご飯を食べて家に帰るという生活をしている。

俺も同じ境遇だったため同情し、いつの間にかこんな感じの構図になっていた。

俺的には妹だと思って接しているが古風がどう思っているかは分からない。もしかしたら姉かもしれない。

三「はぁ〜やっぱここは落ち着くわ〜」

古風はそんな猫のような声を上げソファに横たわる。

春「最近ここでも自由になってきたな、、」

三「いいじゃ〜ん春以外誰もいないしー」

春「確かにそうだが」

呆れたように返事をし晩御飯の準備を始める。

春「今日のご飯はカレーだぞ」

三「やった〜!」

春「少し今日は疲れたからな、はは」



カレーがそろそろできる頃俺は味見をしようとした。

春「今日は少し辛口を入れたから辛いかもなw」

そんな戯言を口にしながらカレーを1口食べてみると。

春「んっ!」

俺はその瞬間むせ返った。

春「ゲホッゲホッ」

三「大丈夫!?」

春「だ、だいじょ…ゲホッ」

三「ねぇそれ大丈夫じゃないでしょ…」

三「なんか顔も赤いし声も変だよ今日はもう休みな」

春「い、いや、でも」

三「休みなさい、これで学校休んだらどうするの?いい?今日はもう寝て」

今更ではあるがこんな素晴らしい幼なじみを俺は持てて幸せだ。

今は古風の言葉に甘えて休むことにした。



俺はなにかの違和感で起きた。

その違和感は分からない、、さっきの風邪(?)でも悪化したのだろうか。

俺は時計を確認した。

時計の短針は9時を指していた。

春「もうこんなじか…」

俺は先程の違和感に気づいた。

声が異様に高いのだ。

春「あ、あれ?声が若干高いような、、」

春「あ〜あ〜」

マイクテストをするかのように声を再確認した。

おかしい、これは何かがおかしい、とりあえず下にいって薬を飲むことにした。

歩いてる時も妙に歩きづらかった。

階段を降りリビングに着くとそこにはまだ古風の姿があった。

春「古風、まだ居たのか早く家に帰れよ」

三「あ、春なんか声が…」

古風が反対向きのソファから起き上がりなにか言いながらこちらに振り返ると、古風が固まった。

目を合わせながら固まっていた。

石像のように。

春「古…風…?」

三「は…る…?」

古風は瞬きをせずにずっとこちらを見ている。

ようやく口が動いたかと思うと衝撃の一言を発してきた。

三「春…?あなた春なの?」

春「寝ぼけてんのか?」

三「顔…が女の子になってる…」

春「は?」

こいつは何を言ってるのだろうか俺が女の子?

さすがに転生物の漫画でもあるまいし。

しかし謎に古風の言葉に重みがあった。

俺は半信半疑で鏡の前にたった。

春「え?」

目の前に立っていたのは俺じゃない誰かだ。

髪は長く少し白っぽい。

身長は古風よりも高かったはずなのに同じくらいに。

顔は幼くなんというか「ロリ」?というのだろうか、全体的に言えば可愛くなっていたのだ。

俺は悶絶した。

春「なんだ、、これ」

三「完全に、、女の子だね」

正気を取り戻した古風が追い打ちをかける。


俺は女の子になった。

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