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🩷「阿部ちゃん、阿部ちゃん、俺ね?」
楽屋で佐久間が阿部に纏わりついている。
しかし阿部は目下、付き合って半年のお祝いに宮館に贈るプレゼントを考えているところだ。
身に着けるものには拘りがありそうだし、手作りのお菓子などは宮舘が作った方が絶対に質が高いだろうし、編み物とかは時期を外しすぎている。
それでも宮舘が絶対に喜ぶ何かをプレゼントをしたい。
方向性だけでも決めようと、阿部はあらゆる雑誌を買い込み、真剣に検討していた。
💚「うん、で、何だっけ?佐久間」
🩷「だーかーらー。今度のオフ被りの日、俺と2人で出掛けようよ!!!」
佐久間はクラウドに保存されているグループの共有スケジュールの特定の日を指差している。
🩷「俺たちさ、ハワイとかもさ、いつかまた一緒に行きたいねって言ったじゃん!覚えてないの?」
💚「あー。ハワイかあ。いいなあ。舘さん、ハワイも似合うなあ」
🩷「おいっ!!!俺と阿部ちゃんの話だってば」
💚「ごめんごめん。で?佐久間は誰を誘うの?」
阿部は、佐久間から貴重なヒントを得たので、雑誌を閉じ、宮舘にあげるプレゼントは旅行にしようと決めた。
佐久間には感謝している。もし、佐久間に決まった人がいるのなら、一緒に行こうと思っている。
💚「舘さーん!」
❤️「なに?」
💚「佐久間に旅行に誘われたんだけど、舘さんはいつがいい?」
🩷「…………」
宮舘は自分の知らない間に旅行話が進んでいることに驚きを感じつつも、佐久間への危機感のない阿部にまたしても心配を募らせるのであった…。