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うわぁ…読み終わってしばらく動けませんでした。 ないこがまろの異変に気づいて駆けつけるところから、倒れてるまろを見つけるまでの流れ、すごくリアルで胸が苦しかったです。特に「冷蔵庫の中空っぽ」「食器を使った形跡がない」っていう描写が、まろがどれだけ追い詰められてたかを物語ってて…。 ないこがまろを叩いて「俺らを頼ってよ」って叫ぶシーン、あそこはもう本当に涙が出ました。頼られることより頼ることの難しさを描いてくれてて、この作品のテーマがすごく伝わってきました。 最後の「一緒に暮らさない?」って提案には希望が見えて、ほっとしました。千桜さん、こんなに温かい話をありがとうございます。続きがすごく気になります!
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最近まろの様子がおかしい。あ、どうも。皆さんこんにちわ、いれいすリーダーないこです。さっきも言った通りまろの様子がおかしいんです。 会うたびに隈が濃くなってるし、血の気のない顔、痩せ細った体。何より右腕を隠す様な仕草。心配で仕方がない…本人に問い詰めても「大丈夫」の一点張り。誰がどこをどう見ても大丈夫なわけないやん。という事なのでまろの家に凸りに行きます!!合鍵なら前貰ったのがあるし!凸るって言ってもまろには連絡いれたから大丈夫!
いざ!!まろの家にlet’s go!!
近くのスーパーに寄って、食べ物と飲料、ゼリー系を買ってきたけど食べるかな?食べなかったら俺の食料になるからモーマンタイだけど……。
まろん家着いたのはいいんだけど、連絡してから返信ないし寝てるのかな?珍しくおはツイしてないし…。
………嫌な予感がする。
桃「まろー!!家入るからねー!!お邪魔しまーす!!」
鍵を鍵穴に差し込みドアをカチャリと開けて、一応声をかけて玄関に入る。電気もついてない廊下は薄暗く少し不気味だ。リビングのドアを開けて中を見ると若干片付いてない衣服や資料が散乱していた。キッチンを見ても最近使ったような形跡はない……。
桃「何これ。冷蔵庫の中空っぽだし、食器も使ってる形跡ないし。まろ…どうしちゃったんだよ。」
リビングを出てまろの寝室に行った。ノックをして部屋を覗いてもまろの姿が見えなかった。扉を閉めて作業部屋に向かおうと思ったら“バタン”っと人が倒れる音が聞こえた。急いで作業部屋に向かってドアを開けると、まろが顔を赤くして倒れてた。荒い呼吸を繰り返すまろに駆け寄って俺にもたれる形でまろを抱き寄せて手を握り呼びかける。
桃「まろっ!!落ち着いてゆっくり息を吸って吐いてを繰り返して!俺の声が聞こえたら弱くてもいいから握り返して!!」
そう、優しくまろに問いかけると弱くだけど握り返してくれた。大丈夫、意識は弱いけどあるってことが分かっただけでも安心できる。抱き寄せて分かったけどまろの体熱すぎる。
桃「まろ、ゆっくり吸って吐いてを何回も繰り返して。そう、出来てるよ。大丈夫」
次第に呼吸が落ち着いてきたまろはそのままゆっくりと寝始めた。前に会った時よりも痩せてる。ここで寝かせるわけにもいかないし寝室に運ばないと、今のまろなら俺持てるんじゃね!?なんて軽い気持ちでまろをお姫様抱っこで持つと、ずしってくる人間の重さじゃなかった。……これ、りうらとほとけでも持てる軽さしてるわ。
こんなになるまで何を追い詰めてるの、まろ。そんな想いを胸に潜めて、まろをゆっくりとベットに寝かす。痩せこけてるまろの頬を撫でる。くすぐったかったのか身じろぐまろにクスリと笑って頭を撫でた。
桃「ゆっくり休んでね、まろ。」
さてと、この散らかった作業部屋を片付けるか。エナドリの缶にinゼリーのゴミ、リビングの比例にならないくらい散らばった資料達、暗い部屋に青く光る一つのパソコン。
これはあいつらにも手伝わせるか。暇してるだろ、特にほとけは。電気をつけて皆を呼ぶためにグルラの電話アイコンをタップしようと思ったら青いゴミ箱が目に入った。山盛りのティッシュしかないのに胸騒ぎがして気持ち悪い。
はっ……
静かな部屋で俺の小さく息を吐いた音だけが響いた。
あぁ…これはダメだ。皆を早く呼ばないと、スマホを持つ手が震える。いれいすだけのグルラを使って皆に電話を掛ける。皆、揃ったのを確認してスピーカーをonにする。
桃「ごめん。皆、忙しかったよね。でも、至急まろの家に来て欲しいの。詳しい話はまろの家でするから。お願い、早く来てね。」
どうしよう、どうしよう。まろがこんなに抱えてたなんてなんで気づかなかったんだろう。まろは隠すのが上手だ。ちょっとした違和感に気づいてたはずでしょ!俺はっ!!
一番まろの隣を歩いてきたのに…
頭ん中がずっとぐるぐるしてる。頬をツゥっと流れた雫が床に落ちる。なんで、泣いてんだよ。泣きたかったのはまろじゃんか…辛い思いをしてたのはまろじゃん!泣き止まない涙をゴシゴシって強く袖で擦ってたら頭にポンって手を置かれた。
黒「そんなに擦っとたら目痛なるで、ないこ」
桃「あに“き…ごめん、こんな姿見せちゃって。情けないよね……。」
黒「情けなくなんてあらへんよ。泣きたい時に泣かんと泣けなくなることやってあるんよ。子供組にはまろの様子見に行かせたから、俺も部屋でてくから好きに泣き。」
桃「あ“りがとう…ッうぁ、あぁ“…ヒッ、ごめ、まろ…まろぉ“!」
兄貴が出ていたあと、俺はクッションに顔を押し付けて思いっきり泣いて喉が枯れ切るまで泣いた。泣き疲れて小さく咳をしていると部屋をノックされた。
桃「ぃーょ、入ってきて。ちょっと声だじにくいけど」
黒「入るな。これ温めたタオル、目に当てとき。」
桃「あにき、ありがとう。子供組はまだまろん所?」
黒「まだ、まろん所おるで。こっちくる時に声かけたからそろそろ来るんちゃう?」
桃「来たら、話したいことがあるの。まろとこの部屋の惨状みたら分かると思うけど」
黒「……まぁな。ほんとに溜め込みすぎなんよな。お前らは」
桃「ん?お前“ら“は??」
黒「お前ら=まろとないこ。似た者同士w」
桃「不服でしかないんだけど??」
なんて、あにきとたわいない話で盛り上がってたら廊下にドタバタ音が響き渡った。あいつら、まろが寝てるんだから少しは静かに部屋出てきなさいよ!!なんて思ってたら初兎が部屋に入ってきた。ドタドタ音こいつ一人だけかよ……。
白「ないちゃんっ!!ゆうくんっ!!まろちゃん起きた!!!」
「「は/え……?」」
抱きかかえてたクッションを投げ捨て初兎の横を通り抜ける。足音なんて気にしてられるか!一秒でも早くまろの元に行きたい…。まろの部屋の前に着いて息を整えて部屋に入るとヘッドボードによかかってこっちを向くまろ。泣いてる天才組の頭を撫でながら俺に笑いかける。
青「もう……ないこまで泣かんでやw。収拾つかんくなるやんかw。」
桃「うっさい!!ばーか!泣いとらんわ!!」
青「え〜wそれは無理あるで、ないこ。」
桃「こんなになるまで無理してたまろに言われたくはないわ!!」
青「大丈夫やと思ったんやけどな〜w。まぁ、余計な心配かけさせたわ、ごめんな。」
俺の中の何かが切れた。俺はズカズカとまろの前まで来て手を上げてまろの頬を叩く。バチンって大きな音が広がり周りが静寂になった。
なんで叩かれたのか分からないまろに、何が起こったのか目を白黒させる天才組。俺はそのまま、まろの胸ぐらを掴んで叫んだ。あ、天才組は白黒組に回収してもらったよ。
桃「何がっ!!『大丈夫』なんだよ!!今の自分の体調とか体型とか見ればどれだけ限界を超えたか分かっての!?俺が“もし”今日家行ってなかったらまろは死んでたのかもしれないんだよ!!」
桃「もっと、俺を……俺らを頼ってよ。ずっと支え合って活動してきたじゃんか。お前が抱えてる事を皆で分け合おうよ……。相談しろよ、助け合おうよ。」
桃「………まろ、もう我慢しなくていいんだよ。泣いていいの。よく頑張ったね、まろ。お前は、偉い子だよ。」
胸ぐらを掴んでた手を離して、まろに抱きつく。声をかけながらまろの頭を撫でる。まろが背中に腕を回して弱々しくギュッて抱きついてきた。俺の肩がじんわりと熱くなる。まろが泣いてくれてる…小さな声でまろが話す。
青「なぁこ…ぉれ、頑張って.…る?みん、なの役に立てて…る?」
「怖い…怖いの、ずっと…ずっと……夢ん中で、皆が…リスナーが…まろの事を、おいていっ、てし…まうんよ…」
桃「そんな事っ!!」
青「ないって分かっとるよ。でもな…近寄っていってもまた離れていくんよ。それが、ずっと夢ん中で起きるんよ。夢ん中ってことは分かってた。でも、本当はお前らが遠ざかっていっちゃうのかと思うと怖くて寝れないんよ…。情けないよな…本当情けなくて嫌になる。こんな、弱いまろなんていらない。まろなんて……」
桃「ふ…けん…なっ!!ふざけんなっ!!!」
青「な、いこ…?なんで怒っとるん?」
桃「怒るに決まってるじゃんか!まろはいなきゃダメな存在なの!!“なんて”って言葉言わないでよ!自分を卑下に扱わないで、情けなくても良いんだよ。仮に俺らが情けなかったり弱いところを見せたらまろは、俺らのことおいていくの?」
青「おいていく訳ないやん!!お前らが困ってるのを見捨てるわけないじゃんか!!」
桃「今、まろが思ってることが俺らが思ってることなんだよ。迷惑なんかじゃない。まろが皆のスケジュールとか相談事とか心身ともに聞いてくれたおかげで皆救われてるんだよ。」
「役に立ててるなんて当たり前じゃんか。お前のために泣いてくれたりういむ、お前に寄り添ってくれる白黒。ほら、まろのDM見てごらんよ。愛されてんじゃんw。皆が皆ファンなわけじゃないけど、それでも俺らに寄り添ってくれる子たちはたくさんいるんだよ。」
青「っ……、ぅ……でもっ!っ…あ、っ……、ぅあ…」
桃「大好きだよ、まろ。いつも助けてくれてありがとう。俺らがお前を置いていくわけないじゃんか!!なぁ!!お前ら!!」
赤「まろのバカァ!!!無理しすぎなんだよぉ!!りうらがいくら最年少だからって遠慮することなんてないんだからぁあ!!!」
水「りうちゃんの言う通りだよ!!僕らのことはよく見てるのに自分の事はなんで顧みないの?ほんと、いふくんってバカだよね。ヴァーカ!!ふんっ!!」
白「ほんといむ君はツンデレなんやからw。なんて今言っとる場合じゃないな。まろちゃん、僕が体調崩した時いの一番に心配して電話もかけてくれたよね。心細かった時にまろちゃんの声聞いただけで嬉しかったんだよ。それを、まろちゃんもやって欲しかったな。」
黒「お前は本当に頼るのが苦手なんやから。俺が相談するのはまろだけって言ったやんか。助けてって言えば助ける。辛いって言ってくれればその辛さの根源を探してやる。お前が皆にやってくれてることだろ?」
桃「皆、お前のことが大好きなんだよ。誰も置いて行かない、お前が離れて行こうが俺らが引き戻す。それだけじゃまだまろの不安は取り除けない?」
青「ぅぅん…ごめん、信じなくて。頼らなくて…ごめんなさい…ごめん」
桃「もう謝んないで良いんだよ。これからは皆で分け合っていこうよ。ね?まろ。」
青「ぅん、うん!!ありがと…ありがとうぉ!」
謝り続けるまろを皆で抱きしめて言葉をかける。まろがやっと笑ってくれてた。それが嬉しくて皆で笑いあった。落ち着いたのか俺らの腕の中で眠ったまろ。ある一つの案が浮かんだから皆に提案してみようかな。
桃「ねぇ、皆に提案があるんだけどいい?」
「「「「何/なんや?」」」」
桃「まろの精神安定のために皆で一緒に暮らさない?すぐに気づけるし何よりまろが嬉しいと思うんだけど……どう?」
黒「反対するわけないやんか。皆も賛成に決まっとるやろ。な!!お前ら!!」
そう、あにきが残りのメンバーに問いかけると皆、賛成の声を上げてくれた。まろが起きたら教えてあげよう。絶対遠慮するのが目に見えて分かる。まろ…待っててね、これからはお前が俺らを支えてくれたように俺らがまろを支え続けるからね。