望の独り言　二冊目

親とか周りの人の協力があったからプロになれたんならさ、それは別にその人の才能だけでそうなれたわけじゃないってことだよね。そう考えたら子供に対していい加減なことしてたり自分の感情ばっかり考えてちゃダメってことじゃん。

そんな私でも分かることをあの人らは考えようとしなかったんだ。それが昔の私と今の麗の違いだってすごく分かる。それが分かると『親の所為にすんな！』ってのがどんだけ無責任か分かるよ。特に親がそれを言っちゃうのはさ。

親の所為にしてるだけじゃ今の私がいなかったのもそうだとは思うけど、それはあの人らがしてたことを正当化ってのをしないと思う。私がなんかやらかしてそれで麗が昔の私みたいになっちゃったらそれは私の責任だよ。