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自分夢の中
2,613
文章や口調等、拙い部分が多数見られると思いますが、ご了承ください🙇🏻♀️
じんだいチャンネルの〝💙さんのやりたいことに付き合ってあげるよスタンス💛さん〟の関係性が好きすぎて(滅)浮かんだお話です。
⚠️
主従パロ?王国パロ?です。
💙さん→とある王国の王子(次期王)。お坊っちゃん。💛がいるのが当たり前。
💛さん→代々塩﨑家に使える家系。幼い頃から💙の専属執事。
めちゃモブでてきます。名前はないです。
ありえないくらいの解釈違いを起こす可能性があります!
地雷の方は自重お願いいたします。
塩レモン『王子と執事』
💙side
「あかんよ」
「えっ、…?」
仁人の腰を引き寄せ、手から紙切れを奪い取る。
「だ、太智王子…!」
「太智様!?どうされました、っ!」
ふたりが驚いた表情でこちらを見てくる。
仁人が振り向いたのをいいことに、ぐいっと力を入れて腕の中に収めるように抱きしめる。
ちょっと目離した隙にこんなもん…、何考えてるん?
しかも様って付いてもうてるし。
渡してきた女を笑顔ながらも冷ややかな目で見つめる。
「ひっ……、!」
「ちょ、太智!なにして」
「なぁ仁ちゃん、俺がもろたもんちょっと整理してきてくれへん?」
「でも、」
「仁人」
目線だけをずらし、仁人と目を合わせる。
腕の中の仁人の体が少しだけビクリと震えた。
「命令や、な?」
「っ、!…はい」
返事を聞き、力を緩めると、仁人がプレゼントが積まれた方へ行った。
見送ったあと、向き直す。
「……おじょーさん」
「っは、はいぃ…っ」
「すまんなぁ、アイツは俺のもんやねん。人のもんに手出さんといてもろてええ?」
「ぇ、ッ、あのっ、…」
あぁ〜怯えてる、可哀想に。
でもな、仁人のこと好きになってもうたのが悪いんよ。
「そんな顔せんくてもとって食ったりせえへんから、笑」
「まぁでも…」
女を少しだけ建物の影に追いやって、声を潜める。
「次はあらへんよ」
「はっ、は、ッ…はいっ…!」
顔を真っ青にして、必死に首を縦に振っている。震えてるし、冷や汗もかいとる。
「物分りのええ子や。…ほな、これ返すわ」
強く握りすぎてシーリングスタンプのハートにヒビが入った手紙を返す。
「ほ、ほんとにッ…すみませんでしたっ、!」
震える手でそれを受け取ったかと思うと、小路を走って行ってしもた。
「太智様、」
「お、仁人!様いらへんって!」
「あぁ、すみません。整理終わりましたよ。…先程の女性は?」
「あー…ちょっとお話してたら逃げられてもうた」
てへ、と舌を出すと、仁人呆れたように溜息をついた。
「…国民に圧をかけるのはおやめ下さいね」
「お話してただけやって。それに、俺の仁人に気ぃ持つのがあかんねん」
「なに言ってんだよ……」
「あっ!タメになった!」
「あっ…まあふたりだったからいいか、申し訳ございません」
「あーーーっ!」
もー!また戻ってもうたわ。
学生時代に矯正された言うてたけど、別に俺は気にしてへんのになぁ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
もう少しで周り終わる頃、もうひとつ目星をつけていた店に辿り着いた。
仁人の名前を呼び、引き留める。
どうれました?とあざとく首を傾げる仁人にきゅんとするのを抑えて、手を掴んで中へ入る。
「うわっ!な、なんですか?!………わぁ、」
「んふ、綺麗やろ?」
連れてきたのは全ハンドメイドの西の町で人気のジュエリーショップ。
仁人がアクセサリーが好きなことは知っていたからこの店を選んだ。
都合のいいことに、呼び鈴を鳴らさないと店員が出てこないらしい。ラッキー。
「なんかお揃いのもん買おうや!」
「いいですね、……って、だめだめだめ」
「主人と執事が同じもの身につけるなんて。メイド長様になんて言われるか…」
前のめりでショーケースを覗いていたのに、姿勢を正して俺の後ろへ下がる。
「はぁぁー…仁人」
「……はい、」
仁人は俺がこれから言うことを察してか、顔を引き攣らせる。
「主人のお願い、断るん?」
「はぁ…分かりましたよ」
「よっしゃ!」
💛side
にっこにこでショーケースを覗く太智。
お揃いのアクセサリーなんて、もちろん欲しいに決まってる。
メイド長様に見つからないように頑張るしかないな……一応言い訳も考えておこう…。
無意識的に唸っていると、太智が眉間のシワをグッと押してきた。
「もぉ、仁人、難しい顔しすぎ」
「ん゛ん……申し訳ございません」
「ほら、これとかええんちゃう?」
太智は明らかに高い、宝石がふんだんに使われているであろうアクセサリーが並んだショーケースではなく、その隣を指さした。
そこには綺麗に装飾された半透明の不織布のようなもので包まれている、
「アンクレット……?」
小ぶりで控えめな輝きを放つ宝石がひとつはめ込まれ、加工されたチェーンでひとつの輪っかになっている。
確かにアンクレットなら他のアクセサリーよりは見える心配が全然少ない。
コイツ、意外とちゃんと考えてるんだよなこういうとこ。
「いいじゃん、」
思わず敬語が外れる。
……ま、この店2人しかいないからいっか。
敬語が外れる度に突っ込んできてた太智も、何故か今回は嬉しそうに目を細めるだけで何も言ってこない。
「ええやろ?これにしようや」
「仁人は、これがええんやない?」
太智が差し出してきたのはゴールドのチェーンで、黄色の宝石がはめ込まれたアンクレット。
「おぉー…きれい、」
それを受け取り、俺も並べられたひとつを取る。
「じゃあ、太智はこれ」
選んだのはシルバーのチェーンで、青色の宝石がはめ込まれたもの。
太智は俺が渡したのが予想外だったのか、目を大きく見開いて受け取った。
「えぇ….!?仁人、選んでくれるん?」
「似合うなーって思ったの。そんな驚く?笑」
「驚くやろぉ!!久々に仁人とこんな風に話せてるし。もーめっちゃうれしい!」
「この店の中だけね」
「ええよ、うれしい。……てか、覚えとる?小さい頃、庭の花で冠作って贈りあったの」
「懐かしっ、!」
ぶわっと当時の光景を思い出す。
確かその時も黄色の花と青の花で作りあった気がする。
そのまま話が止まらず、長い時間笑いながら話し込んでしまった。
「はー…笑った」
「な笑、あ、はよ払わな!」
太智がレジにある呼び鈴を鳴らす。
奥からいかにも職人っていう感じの男性が出てくる。
「俺がふたつとも払うわ!」
「いや、太智の分は俺が出すよ」
「そんな気ぃ遣わんくてええって」
「気遣ってるとかじゃなくて、」
「俺も、ちゃんと太智に贈りたい、の…」
自分で言っといて恥ずかしくなる。
顔が熱い。絶対顔赤い。
太智を見ると嬉しそうに口をモニョモニョさせている。
「ほんまに…?仁人そういうこと言っちゃうん…?」
「あーもううるさい、!黙って払わせろ」
「俺の事大好きやん!笑」
太智がにやにやしながら俺のことを小突いてくる。ここで、そうです。好きです。って言えたらどんなに楽か。
ほんのりとひとりで虚しい気持ちになりながらも、お互いにお金を出し合う。
「仁ちゃん、それつけてみてや」
「え、いま?」
「うん、あ、左足につけてな?」
「なんで?」
「ええから!」
太智がその辺に置いてあった椅子に座るように促してきたため、大人しく座り、裾をまくる。
「意外とむずいな…」
特殊な金具に戸惑いながらも、つけ終わると目の前に太智がいない。
「え、太智…?」
やばい、俺が目離した隙にいなくなってしまった。
まさか誰かに連れていかれたとか、、?!
いても立ってもいられず、立ち上がり、店の扉に手をかけた途端、スタッフルームから、店長さんとふたりで出てきた。
「お、仁ちゃんつけ終わった?」
「は、はぁ、っ、おま、なんだ…よかった、」
「えぇ、なに?…あ、もしかして黙って俺がおらんくなったから?」
「そりゃ、主人がいなくなったら心配どころじゃないですよ……」
俺の言葉に、笑い声をあげる太智。
おい、こっちは冷や汗かいて背中びっしょりなんだぞ。
物申したかったが、店長さんの前でみっともないと思い、口を閉じる。
「じゃあ、行こか」
「…はぁ、…はい。ありがとうございました」
お礼を告げて店を出た途端、再び太智に腕を引かれ、路地裏に入り込んだ。
「ぇっ、な、なに?」
「仁人、」
いつになく太智が真剣な表情をしている。
大きな瞳には自分が映っていて何となく恥ずかしくて目を逸らす。
「目ぇそらさんといて」
すぐさま太智に顔を戻された。
やめてくれ、恥ずい。
綺麗な顔に見つめられると、言葉が詰まる。
「コレ」
顔が熱くなる感覚のまま太智が示してきたものを見る。
それは深い青の小さな箱だった。
「それ、は…?」
「仁人にあげたくて、オーダーメイドで作ってもらったんよ。さっきいなくなってたのはそれ」
「な、る、ほど…?」
いまいち理解ができない。
それはなんだ?何故いきなり俺に?
「仁人、左手出して」
有無を言わせない目線に否定という考えが微塵もわかず、言われた通りに左手を差し出す。
「ほんま、綺麗な手やね…柔らかくて、すべすべで」
割れ物を扱うように手を撫でられ、それはお前の方がだろ、という言葉さえ喉を通らない。ただの路地裏が謎の緊張感に包まれる。
黙っていると、太智がその箱を開けた。
「っ、?!?!」
入っていたのはサファイアの指輪。
まさか、
「仁人、俺は諦めてへんから」
太智が指輪を取り、俺の左手の薬指に慎重に通していく。
……ピッタリだ。
「だ、だい、ち…」
衝撃すぎて目線を上げて太智の顔を見る。
いつもの優しい目じゃない。ぎらぎらとした熱を持った目だった。
「絶対俺のもんにしたるからな」
ちゅ
「っ、、ぇ…、、?」
指輪をはめられ、そのまま手にキスを落とされる。
ぶわっと顔が赤くなるのが自分でもわかった。
「ふは、仁人、顔真っ赤やで」
「かわええなぁ……、」
左手は握られたまま、優しく髪を撫でられ、流れるまま頬に手が添えられる。
「だいち、」
やばい、どうしよう。
こんなん気持ちが抑えられない。
「仁人」
親指の腹で唇の輪郭をなぞられ、反射的に目を瞑る。
「こんな顔、絶対誰にも見せた無いわ」
ずっと握られていた手が、より指と指が絡み合うように繋ぎ直される。
「なあ、じんと、」
太智の声にゆっくり目を開ける。
はい、と自分でも笑ってしまうほど小さい返事をすると、鼻と鼻がくっついてしまうくらいに顔が近づく。
「俺のこと、好きならこのままキスしてや」
あぁ、もう、ずるい。
ここまで近づいてきてるのに、俺に委ねるんだ、この人は。
俺の中で天秤が揺れる。
キスしなければ、このままずっとこの関係性を保てる。キスすれば、両想いだが今後どうなるか分からない。
繋いだ手にぎゅっと力が込められた。
天秤が一方に大きくグラつく。
そんな、答えなんてひとつに決まってる。
「俺も、好き…」
目を閉じて、顔を傾けながら唇を重ねる。
3秒ほどして、ゆっくりと唇を離す。
目を開けると、太智も頬を赤らめていた。
「太智様、顔赤いですよ、笑」
「…人の事言えへんやろ、」
勢いよく抱きしめられ、太智からキスをされた。
でも、拒む理由なんてどこにもなくて、応えるように太智の背中にそっと手を回す。
コトン、
と太智が持っていた指輪の箱が落ちる音が、とても遠く聞こえた。
Fin.
なんか最後無理矢理感ありますが、個人的にはとっても満足です🥹✨️
駄作をお読み頂き、たくさんの︎︎︎︎❤︎やコメントありがとうございました!
おまけも書こうかと考えております。
エビライ配信組なのですが、とっても良いです。みるく目当てで見始めましたが、他のグループにも沼りそう…😌
コメント
9件
アンクレットを左足につけさせるところ💙ちゃんやりますねぇ なんだかんだ言いながらちゃんと主に従う💛も最高すぎます
主と執事→禁断の恋🩷 最高でした😭👏✨
今回もめちゃめちゃ最高です。もうなんなら結婚してして欲しいくらいです。笑本当に毎回毎回最高すぎる作品をありがとうございます🙇♀️