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~次の日~
あ、またわたしか。
ピンポーン、ピンポーン
「宅急便で~す」
「はーい」
ガチャッ
「ここにサインをお願いします」
「あ、はい」
一条みや
「ありがとうございます」
わたしは荷物を受け取って
(今日はいつもより遅い時間に起きちゃった
な~、まぁ間に合うから良いけど)
そんなことを考えながら、わたしは学校へ向かった
~校門~
?「おはよ、一条」
「えぇ!?おはよう西宮くん!」
(西宮くんがわたしに挨拶してくれるだなんて、わたしとそんなに接点あったかな?)
でも、ヤバいめっちゃ嬉しい……
西宮くんが少し笑う
「あははっそんな驚くこと?」
(ヤバいカッコいい)
そんなことを考えていると、西宮くんの後ろから声が聞こえた
?「おい!西宮おいてくなよ~」
すごく息切れてしんどそうな彼は、同じクラスの佐田くんだ。
事情を聞いてみると、西宮くんがわたしを見つけた瞬間走り出して、佐田くんを置いていったらしい。
(これって、わたしの事が好きなのかな?さすがにそんなわけないか、、)
もし、そうだったら嬉しいな…と思いながら2人の方を見る
西宮くんが少し申し訳なさそうな顔をして謝っている
「ごめんな~佐田」
佐田くんが少し怒った顔をして言う
「気持ちこもってないからアイス奢りな」
「えぇ!やだよ」
どうやら西宮くんをからかっているようだ
(仲良いいなぁ~)
西宮くんと、佐田くんはすごく仲良しで、もはやカップルと噂されるくらい仲が良い。
(本当に付き合っていたら応援はするけど佐田くんに嫉妬しちゃうなぁ)
付き合った時の事を想像してしまい少しショボンとしながら教室へ向かった。
~放課後~
わたしは日直だったので、1人で黒板を綺麗にしたり、花瓶の水を入れかえたりしていた
(まさか、もう1人の子が先に帰っちゃうなんて)
絶対明日問い詰めてやろうと思い、どう問い詰めるかを考えていた
「ちゃんと日直の仕事やってよっ、うーんこれはストレート過ぎるな、ねぇっ、なんで昨日…」
(うーん良いのが浮かばないわ~)
もうストレートのでいっか、そう考えていた時
後ろから急に声をかけられた
?「1人でやってるの?手伝おうか?」
男性の声だった
「ひゃぁっ」
「ああ、ごめん驚かせちゃったかな」
西宮くんだ…
その声の主が西宮くんだと気付いた瞬間
突然恥ずかしさが込み上げてきた
(ヤバい、独り言聞かれてないよね?
さっき変な声出ちゃったし、もぉ~最悪…)
「少し驚いたけど大丈夫、それに1人でも平気だから手伝わなくても良いよっ」
照れながらもわたしが言った
「そっか、でも俺単純に一条を手伝うために来たんしゃなくって、今日一条が日直だったからもしかしたら、居るかなと思って」
ボソッ「わたしに…会いに来たの?」
西宮くんの耳がほんのり赤くなる
「え、とっまぁ、そんな感じ、かな」
沈黙が訪れる
(…えーっと神様、これは両思いということで良いですか?)
何気に人生で1番最高の瞬間じゃね?と考えていると西宮くんが、先に沈黙を破った
「あのさ、明日の放課後空いてる?」
西宮くんが心を決めたような目でわたしを見る
勿論わたしは明日用事など一切無かったので
「空いてるよ」
と言った
「じゃあさ、放課後4時に体育館裏に来てくれない?」
「わかった、行くねっ」とわたしは即答した
(よっっしゃぁ もしかしたら人生初告白されるかも!)
「じゃあ俺もう部活行かなきゃ」
西宮くんが部活の荷物を持っている
「あっうん、じゃあまた明日!」
タッタッタ
(明日告白されるかもしれない)
と考えながらルンルン気分で家に帰った