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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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僕の名前は時神有利(じがみゆうり)

妖怪がみえるだけの中学一年生。

突然だが誰にも止めたり早めたり取り戻したりできない物がある。それは何だろうか?皆が等しく持っている物…

答えは時間。

だが、例外がある。それは僕が持っているこの時計、この時計はとある妖怪が僕に、僕だけに、授けてくれた世界に一つしかない時を操れる時計。

コレが有れば運命や世界等々…色んな物まで変えてしまう事ができ、殺人等できてしまうだろう。そんな優れモノを欲しいと思わない奴は、いないだろう。だから今…

妖怪に追われている

有利 [来んなよー!時計は絶対あげねぇからな!]

妖怪 [奪い取るんだよぉ…バァーカ]

妖怪はこちらを見て笑っている

有利は怒り気味に叫んだ

有利 [おい!鬼神!]

鬼神はスタッと木から降りてきた

有利 [死ぬだろうが!早く来いよ!]

鬼神 [時を止めれば良いだろうが馬鹿者め!]

こいつは鬼神(きじん)。訳あって僕を護ってくれる…言わばボディーガードだ。

有利 [時を止めると凄く体に負担がかかるの!何の為にお前がいると思ってるんだよ!?]

鬼神 [うるせぇな!どうせ2、3日あれば治るだろ!]

妖怪 [隙ありィ]

鬼神 [うるせぇ!雑魚は引っ込んでろや!]

鬼神は妖怪を殴った

有利 [あぁ!そうですか。じゃあお望み通り時を止めてやりますよ!]

鬼神 [おい!ちょとまt…]

有利は時計をカバンから出した。時計は懐中時計で少し錆びていてチェーンもついている。

有利がその時計の秒針を止めた

カチッ!と鳴った音と共に世界が静かになった

有利 [ゲホッ!ゲホッ!最悪…早く帰ろ…]

有利は家に帰り、秒針を動かした

有利 [誰も…居ないな…]

僕の母親は昼はパートをしていて、夜は何処かへ出掛けて男と遊んでいるのであんまり帰って来ない。借金はしていない。

父親は昼は工場で働いて夜はそこら辺の女と遊んだりして居る。食費や学費、生活費は振り込んでいるので問題はない。

両親の仲は冷めきっているが離婚するのも面倒なのでそのまま放置している状態だ。

有利 [本当に…最…悪だ…]

有利は膝から崩れ落ちる様に倒れた

何十秒後…

鬼神がドアを開けて鍵を締めた

鬼神 [おい!お前…って倒れてるし]

鬼神は面倒くさがりながら有利をベットに運んだ

鬼神 [人の子は皆…愚かだな]

鬼神は有利の頭を撫でた

有利は苦しそうに眠っている

次の瞬間

ガタガタと窓が音を立てて揺れている

鬼神 [さて…一仕事しようではないか]



主からのコメント

どうですかね?新連載…?

一番最初に投稿した

僕と妖怪の九尾

を思いだしましたね。良ければ他の投稿も見て下さいね!それじゃまたね。

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