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番外編19 『主様がデビルズパレスに全然帰ってこない』After story
(本編の話)私が屋敷にしばらく帰ってこなくてこの間久しぶりに帰って執事のみんなと過ごしたけど、執事達は私を帰さないため指輪をロックしてしまった。
(2023のハロウィンのやつ)
帰ってきた次の日の朝。
『あの、ベリアン…。』
『はい。なんでしょうか。』
『これ、外してくれないかな?』
『え?ダメですよ?』
『えぇ……。』
『外してしまったら元の世界に帰ってしまうじゃないですか。』
『そんな事しなくてもしばらくはこっちにいるよ?』
『心配なのでダメです。』
『手厳しいなぁ…。』
『ご安心を、ちゃんと外してあげますから。今日1日我々執事たちの御奉仕を受けてくださればね。』
『御奉仕……。』
朝 7時 1階組による朝ご飯を作って食べさせる
『おはようございます、主様。今日の朝ごはんはフレンチトースト、海老とアボカドのサラダ、ベーコンエッグにフルーツヨーグルトです。俺はフレンチトースト食べさせてあげますね。はい、アーンして下さい。』
『俺はサラダを食べさせる。口を開けてくれ。』
『距離が近い…。』
『当たり前ですよ。これからあーんするんですから。主様、飲み物が欲しい時は手を挙げてくださいね。私が口元まで運びます。』
(色んな意味で恥ずかしい…っ。)
1階組による朝ご飯をあーんで食べさせる御奉仕はちゃんと効いた。
『ご、ご馳走様でした。』
『では、次は我々ですね。』
『主様、僕と遊びましょう!』
『団欒室へ行きましょうか。』
ルカスは私をお姫様抱っこする。
『わっ!じ、自分で歩けるよ?』
『ダメです。今日一日は御奉仕すると約束したんですから。』
『えぇ…。』
(もしかして今日移動全部これ?)
『』
朝 8時 3階組による主様と一緒に遊ぶ。
『トランプで遊びましょうか。』
『ポーカーでもしますか?』
『ルカスには勝てなさそう。』
『ルカス様は強いですからね!』
『では早速やりましょうか。』
数分後。
『フラッシュです!』
『おや、ラムリ私の勝ちですね。ストレートフラッシュです。』
『私もナックと同じだよ。』
『ということは…ルカス様は…。』
『ふふっ♪ロイヤルストレートフラッシュ♪』
『あー!また負けちゃいました…。』
『ポーカーでルカスに勝てる人いないんじゃないかな。』
『ふふ、ありがとうございます。次は何しますか?』
『ババ抜きでもする?』
『やりたいです!』
数分後。
『むむ…。』
『ラムリ君、顔に出てるよ。』
『ラムリわかりやすい…ふふっ。』
残ったのは私とラムリの一騎打ち。
『主様こっちを引けば勝てますよ。』
私は左のトランプに手を添える。
『( ˘•ω•˘ )ムムッ』
『…。』
右のトランプに手を添える。
『( ^ω^)ニコッ』
(わかりやすい…ふふっ。)
私は左のトランプを引いた。
『負けた…。主様強いです!』
『だってラムリ分かりやすいんだもん。 』
『顔に出てましたか……。』
『おっと、もう時間ですね。次の階の執事に交代しますね。』
コンコンッ。
『失礼します。主様をお迎えに上がりました。』
『ら、ラト!』
『主様、次は俺達と過ごす番です!』
『失礼するよ。』
ミヤジは私をお姫様抱っこする。
『だから自分で歩けるー!』
問答無用で地下の執事部屋まで連れてかれた。
朝 10時 地下執事組による音楽の癒し&服作り
『フルーレが主様と一緒に服を作っている時、私とミヤジ先生は音楽で主様を癒します。』
『あぁ。ではラト君。私に合わせてね。』
『はい。』
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『主様、このデザインどうですか?』
『可愛い…あ、こっちも…。』
『主様の服を作ることが俺にとって凄く楽しい時間なんです。だから、もっと俺に主様の服を作らせてください。 』
『フルーレ…。うん。ありがとう。』
ラトとミヤジの奏でる音色がとても癒される。
1時間後。
『あ、そろそろ時間ですね。』
『楽しい時間はあっという間ですね…。』
コンコンッ。
『失礼するぞ〜。主様を迎えに来たぞ。』
『次は我々が御奉仕致します。』
『お待たせしました!主様。』
『主様、しっかりつかまってろよ?』
ハナマルは私をお姫様抱っこする。
『このお姫様抱っこに拒否権は…』
『ありませんね。』
『ユーハン……。』
11時 別邸組によるお昼ご飯を作って食べさせる
『昼ごはんは俺たちが作ったんだ。』
『和食です。白ご飯にわかめと豆腐のみそ汁…。焼鮭に卵焼き、冷奴、きゅうりの漬物です。』
『美味しそう…。』
『デザートはいちごタルトです!』
『はい、あーん。主様。』
『私は卵焼きを食べさせてあげますね。お口を開けてください。』
左右からハナマル、ユーハンにあーんされる。
『美味しいですか?』
『うん……甘くて美味しい卵焼きだね。』
『それは良かった。』
お昼ご飯を食べ終わり、デザートをテディに食べさせられる。
『はい、あーん。』
『あ、あーん…。美味しい…。』
『ふふ、良かったです。沢山食べてくださいね。』
(ダメだ…顔がいい男たちに囲まれてこんなことされたら心臓が持たないよ…)
※既に主のライフはゼロに等しいです。
1時間後。
『あ、いたいた。主様。次は俺達だよ。』
『ベレン!』
『我を待たせるな。行くぞ。』
『シロ…。』
『主様、ちょっとごめんね。』
ベレンは私をお姫様抱っこする。
『心臓に悪い……。』
ベレンは私を別邸2階に運ぶ。
ドサッ。
12時 別邸2階組によるお昼寝&甘やかし
ベレンのベットに私を寝かせて、ベレンは自分の膝に私の頭を乗せて、シロは私の横に寝っ転がり、手を優しく握る。
『ゆっくりおやすみ、俺が甘やかしてあげる。』
『我が手を握ってやる。』
(上も横も顔がいい…。)
『ゆっくり休んでいいからね。』
ベレンは私の頭を撫でる。
『ふふ、気持ちよさそうだね。』
『ん…。』
(でも、暖かくて……寝てしまいそう…。)
私は2人の御奉仕で寝てしまう。
『ふふ、寝顔可愛い。』
『……呑気な顔だ。危機感が足りないな。』
『そうだね。やっぱりずっとこの屋敷にいてもらわなきゃ。……なんてね。』
数時間後。
15時
『ん……あれ、私寝ちゃったの?』
『うん。ぐっすり寝てたね。』
『ごめん、ベレンずっとその体制だったよね?痺れてない?』
『主様が可愛かったから。全然大丈夫だよ。』
『無防備な寝顔だったな。』
『っー…恥ずかしい……。』
じゃあそろそろお三時の時間だね。食堂に行こっか。
『次は我がお姫様抱っこする。しっかり掴まっていろ。』
『は、はいっ。』
15時 1階組によるお三時食べさせる。
『お三時はホットケーキです。バター塗ってあげますね。』
『俺ははちみつをかける。』
『紅茶の用意ができてますよ。』
(あぁダメだみんなに何から何まで……。
ダメ人間になりそう。 あ、もしかしてそれが目的?)
※気付くのが遅い。
私は今日1日みんなに甘やかされて過ごす1日だった。
夜ご飯 3階組による夜ご飯食べさせる
『はい、あーん。』
『ずるいですルカス様、次は僕のお肉も食べてください!』
『私の野菜炒めも…。』
(作ったのは俺なんですけどね。)
『さ、3人とも落ち着いて…。』
夜、お風呂上がり。
『さっぱりした……。』
と、脱衣場で着替えて部屋に戻ろうとした時だった。
コンコンッ。
『ま、まさか……。』
ガチャ
『やっと俺たちの番っすね。』
『お風呂上がりのケアを俺たちはさせてもらう。』
『2階執事部屋まで運びますね。』
『失礼します、主様。』
ハウレスが私をお姫様抱っこする。
『も、もう勘弁してー!』
21時 お風呂上がり。2階執事組によるお風呂上がりのケア
椅子に座らされる。
『俺は髪を乾かしますね。』
『俺は肩もみをします。』
『前髪ちょっと伸びてきたっすね。少し切るっすよ?』
『俺は足をマッサージしてやる。』
『お、お願いします……。』
数分後。
『可愛くなったっすね!まぁ主様は元々可愛いっすけど。』
『更に可愛くなったってことだろ?』
『ふふ、そうだね。』
『ではお部屋まで送りますね。』
『だ、大丈夫。もう寝るだけだから!』
『え?何言ってるんすか?夜は俺達の安眠サポートっすよ?』
『……え?』
『俺たち4人が主様の部屋で安眠サポートっす。』
『聞き間違いじゃなかった…。』
その日の夜。私は2階組の安眠サポートで
安眠―――出来る訳もなく。次の朝を迎えた。
『……定期的に帰ろ。』
そう誓った主様でした。
めでたしめでたし
コメント
7件
プチちゃーん!!ごめんね!お久しぶり!!本題よ!ねぇあなた。私を〇すき?ねぇー!ニヤニヤ止まらんて
顔がニヤニヤしてしまった嬉しい1日中御奉仕されるの嬉しいすぎるありがとうございます(((変態( '-' )ノ)`-' )