テラーノベル
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あれは長い長い冬が終わって春が訪れようてしてた時の頃だった。
学校の帰り道、俺は1人で帰っていた。
いつもなら俺の双子の片割れである治と一緒に帰っているのだが、委員会があるとかなんとかでひとりで先に帰っていたのだ。
家に向かっている途中、突然激しい動悸に襲われて呼吸困難になってしまった。
道端にうずくまっていたら近くを通った大人がこちらに寄ってきた。
「大丈夫ですか?」
「救急車呼びますか?」
誰かに背中をさすわれていた。
周りにはいつの間にか人が集まっていた。
「だ、大丈夫、です……」
その後はこれ以上大ごとにならないようにと思い、なんとか立ち上がってその場から離れた。
不幸中の幸いで倒れた場所が家の近くだったため、すぐ家に帰ることができた。
こんなこと生まれて初めてだった。
立っていられなかった。
上手く呼吸もできなかった。
一応、両親には報告して病院に連れてもらうことにした。
治には心配して欲しくなくて「ただの風邪や」と言って誤魔化しておいた。
もしかしたら、その時から俺はこの先どうなるのか分かってたかもしれない。
検査の結果、俺は不治の病を患っていた。
心臓が少しずつ崩れていき、やがて死に至る病気らしい。
病名もないくらいの珍しい病気だとの事だ。
もちろん原因も治療法も不明。
治しようがない。
俺には2つの選択肢があった。
入院して、治療法を探し出すか。
残りの人生を楽しむか。
入院の方は確率は低いが奇跡的に生きれる可能性がある。けど、もしかしたら死ぬまで病院生活になるかもしれない。
それか死ぬことを覚悟し、残りの人生を自由に楽しんでいくか。
俺の選択はもう決まっていた。
俺は残りの人生を楽しむ。
どうせ死ぬならバレーをしてから死にたい。
病院で何もしないで死ぬなんてごめんだ。
もうバレーボールを充分に楽しむことができる身体ではないのかもしれない。
けど、そうなったとしても、
俺は最後までバレーを愛したいんだ。
コメント
4件
やっぱぴののサブ垢だよね!?!? 侑…まぁ侑は絶対そう言うよな絶対😭バレー愛してる侑だからこそ入院を選ばないよね😔余命半年だけどしっかり治に言う気がするよね侑は🤔 次も楽しみ😘😘🥰
めちゃくちゃいいまじで最高🥹 死.ネタ?的なの大好きだから、こういうの書いてくれてめっちゃ嬉しい🫣💕 ほんと、冗談抜きで100回くらいループしたいくらい好き😘😘 入院すればワンチャン助かるのに、バレーを選ぶところ侑らしい ... 次も楽しみにしてる‼️