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ええっ第17話…!!!😭💦 めっちゃ重い…でもめっちゃ面白い…!! 「000」の存在ってそういうことか…ってゾッとしたし、佐伯さんが♡♡♡者リストに入ってたシーンはマジで声出た… 悠真が自分で噂を流してたってラスト、鳥肌立ったよ…「おかえり」の一言が怖すぎるんだが!? 続きが気になって今夜眠れそうにないんだけど〜!!🫠💕
「……やっと見つけた」
モニターの中の少年が笑っている。
その顔は、幼い頃の悠真だった。
いや。
正確には。
悠真自身が覚えている幼少期よりも、さらに幼い。
五歳。
いや、四歳ほど。
「……俺……なのか?」
悠真が呟く。
画面の少年は答えない。
ただ、こちらを見つめている。
その瞬間。
モニターに文字が浮かんだ。
【被験者000】
【神崎悠真】
【年齢:4歳】
【記憶保存率:100%】
悠真の呼吸が止まる。
「四歳……?」
母が俯いた。
「母さん」
「……」
「説明してくれ」
母は黙っている。
「俺は四歳の時に何をされた?」
「……あなたは」
母の声が震える。
「一度、死んだの」
悠真は目を見開いた。
「また……?」
「違う」
母は首を振る。
「あなたがこれまで聞かされてきた話とは違う」
「じゃあ何なんだ?」
母は画面を見る。
「000は、あなたの最初の身体」
「……」
「あなたは四歳の時、病気で死んだ」
悠真は何も言えなかった。
そんな記憶はない。
母は続ける。
「でも、お父さんは諦めなかった」
「それで……転生実験を?」
「最初は違った」
母は目を閉じる。
「お父さんが研究していたのは、死者の記憶を保存する技術だった」
「記憶を……?」
「脳が死んでも、そこに残っている情報を保存する」
「それを別の身体に?」
「そう」
悠真は画面の000を見る。
「じゃあ001は……」
「000の記憶を使って作られた最初の身体」
白髪の神崎が口を挟んだ。
「違う」
全員が振り返る。
「001は、000を再現した身体じゃない」
白髪の男は淡々と言う。
「000そのものだ」
猫とろ
186
ねらち
111
「……?」
「身体は違う」
「でも、記憶は同じ」
悠真は眉をひそめた。
「それなら……俺と同じじゃないか」
「そうだ」
白髪の男が笑う。
「だから、お前は自分が000なのか、013なのか、区別できない」
その言葉に。
悠真の頭の中で、何かが繋がった。
今まで見てきた自分。
001。
013。
そして014。
全部。
記憶を受け継いでいる。
「……じゃあ」
悠真は呟く。
「俺は何人目なんだ?」
誰も答えない。
代わりに。
014が答えた。
「数える意味がない」
「……」
「身体が変わっても、記憶が同じなら同じ人間なのか」
少年は自分の胸を押さえる。
「それを確かめるための実験だった」
悠真は言葉を失う。
その時。
突然、病院のスピーカーから別の音声が流れた。
『記憶同期、第二段階へ移行』
母が顔を上げる。
「まずい……」
「何が?」
「この病院は、まだ実験を続けている」
「……?」
『対象者を選別します』
『記憶適合率を測定』
『自発的な死を選択した者を優先します』
悠真の表情が変わった。
「自発的な……死?」
画面に大量の名前が表示される。
そして。
その横に、日付。
死亡。
死亡。
死亡。
死亡。
死亡。
悠真は見覚えのある日付を見つけた。
「……これ」
三年前。
五年前。
七年前。
そして。
最近の日付。
「この人たち……」
佐伯が画面を見て呟く。
「自殺者の一覧だ」
悠真は振り返る。
「……自殺事件?」
佐伯は頷く。
「俺たちが最初に追っていた事件だ」
悠真は画面に近づく。
そこには。
全国各地で発生した自殺者の名前が並んでいた。
しかし。
名前の横には、もう一つの項目がある。
【記憶適合率】
52%。
67%。
71%。
89%。
そして。
【96%】
悠真の目が止まる。
その人物の名前を見た瞬間。
悠真は凍りついた。
「……嘘だろ」
そこに書かれていた名前。
それは。
三年前に死亡した。
佐伯修司だった。
「佐伯さん……?」
佐伯本人が画面を見る。
「俺が……?」
「死亡日も同じだ」
「……」
佐伯の顔から血の気が引く。
悠真はさらに下を見る。
そこには。
もう一つ。
【神崎悠真】
【死亡歴:13回】
【記憶適合率:96%】
そして最後に。
赤い文字。
【次回候補:014】
悠真の手が震える。
「……自殺者は」
母が静かに言う。
「転生者を探すために集められていた」
「……」
「自分から死んだ人間は」
母は目を伏せる。
「次の身体へ記憶を移しても、抵抗しにくい」
悠真は拳を握る。
「じゃあ……あの噂は」
「そう」
母が答える。
「『死ねば転生できる』という噂」
「それを……」
「この組織が流した」
静寂。
悠真は何も言えなかった。
ずっと増えていた自殺事件。
突然広がった転生の噂。
カルト教団。
廃病院。
記憶移植。
全部が。
一本の線で繋がっていく。
しかし。
014が小さく笑った。
「まだ違うよ」
「……何が?」
「母さんは一つだけ言ってない」
母が振り返る。
「014……」
少年は悠真を見る。
「転生の噂を流したのは、この組織じゃない」
悠真は眉をひそめる。
「じゃあ誰が?」
014はモニターを指差した。
画面には。
【被験者000】
そして。
その隣に。
【発信者】
という項目が表示された。
そこに記されていた名前は。
神崎悠真。
「……俺?」
悠真の声が震える。
014は頷いた。
「そう」
「でも俺はそんなこと……」
「今のお前は知らない」
014は静かに言った。
「だけど、000のお前は知っていた」
モニターの少年が笑う。
そして。
画面越しに口を動かした。
『全部、俺が始めた』
悠真は凍りついた。
その瞬間。
病院の地下から。
巨大な機械音が響いた。
ゴゴゴゴゴ……。
床が揺れる。
母が叫ぶ。
「始まった……!」
「何が?」
母は悠真を見る。
「014への記憶移植じゃない」
「……じゃあ何だ?」
母の顔が絶望に染まる。
「000を、この世界に戻すの」
その瞬間。
モニターの中の少年が。
ゆっくりと目を開いた。
「おかえり」
そして。
病院全体の電源が落ちた。