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2月/中学一年生
期末テスト
うちの学校では、定期テスト前日に学習会が開かれる。
なんとしてでもさくやくんと一緒に勉強がしたい!
そう思った私はさくやくんを誘うことにした。
ともか「明日の考査前学習会いっしょに勉強しない?」
さくや「いいよ」
ともか「やったあ!」
思わず素直に喜んでしまった。
明日が本当に本当に楽しみ!!
可笑しい。
ベッドから起き上がると妙に体が重いことに気づいた。
なんたが頭もズキズキする。
悪寒が止まらない。
そんなことより、今日はさくやくんと一緒に勉強をするんだ!
ちょっとくらい体調が悪くても平気平気!!
まあ、熱など無いとは思うが、念のため、体温を測っておこうか。
最悪だ。
私は高熱を出した。
これではさくやくんと一緒に勉強できない。
酷い風邪を引いたものだ。
お母さんに連れられて病院へ行くと私はコロナウイルスだと診断された。
さくやくんと一緒に勉強できない。
いや、テストすら受けれない。
お母さんにはこっぴどく叱られた。
期末テストを受けれないなんて成績に大きく響くだとか、受験に落ちるだとか、周りより不利だとか、そんなことを言われた。
五月蝿い 。
耳に穴が開くほど同じことを永遠と言われた。
幸い、二学期の中間テストで学年五位をとっていたため、そこまで成績には響かないだろう。
だけれど、たつやくんや、さくやくんと点数を競えないのが酷く悔しくて苦しかった。
一緒にテストを受けたかった。
さくやくんにどんな顔をすればいいのだろう。
自分から誘っといて行かないなんて、彼女失格だ。
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