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今回は性のあり方を色んな視点で考えられたらいいな、今も人知れずどこかで悩んでいるあなたが、少しでも共感してくれたら、少しでもモヤモヤが軽くなったら嬉しいなと思い書いてみました。
全体を通してモチーフにしたのは『人間球体説』という神話になります。
ざっくりと説明すると、
大昔人間はボールのような球体の形で坂を転がっており、カミナリに打たれて散らばるものや、カミナリに打たれることなく、1つの塊として坂を転がり落ちるものなど複数の存在がいたと考えられているという話しなのですが
その人間球体説を基に、散らばったものや散らばらなかったものを題材として性のあり方を考えてみました。
下記にネタバレを含みます。
第1話:ヘテロ は転がり落ちていた一塊の球体が凹凸の形にわかれたものというイメージから異性愛者を連想して描きました。
第2話:ホモ は転がり落ちていた一塊の球体が同じ形にわかれたものというイメージから同性愛者を連想して描きました。
第3話:ロンリー では転がり落ちた球体が欠けることなく一塊のまま到達するイメージからアセクシャルを連想して描きました。
第4話:ポリマー では転がり落ちた一塊の球体が2つ以上の複数の個体に別れるイメージからポリモアリーを連想して描きました。
第5話:ロスト では転がり落ちるうちに本来の形がわからなくなった個体というイメージからトランスジェンダーを連想して描きました。
あくまでもこれらの話は創作物であり、誰かの体験や経験を基にしている訳ではありません。
しかしながら、この多様性の時代に『普通じゃなくて可哀想』などという創造力の乏しい理解を少しでも減らせれば…
と思い書いてみました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。