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#さのじん
#snjn
のりもちさん
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仁人side
俺は次の日から太智の作戦を実行することにした。
いつもなら早起きして勇斗が乗る電車に合わせて家を出る。
けど、今日は違う。
いつもより遅く起きてゆっくりと学校へ向かう。
……うん、朝からバタバタしなくていいのって最高!
そんなことを思いながら歩いていると、
太智「あ! 仁人やん! 一緒に行こ!」
太智が後ろからやってきた。
仁人「うん! いやー、ゆっくりできるのっていいね!」
太智「せやろ! これからはこの時間でええんやで〜」
そう言いながらニヤニヤと俺の脇腹をつついてくる。
仁人「ちょっ、やめろって!」
太智「なんやねん、照れんなや〜」
仁人「照れてねーし!!」
朝からそんなくだらないやり取りをしながら、俺たちは教室へ向かった。
教室に入ると、俺はいつも通り自分の席に荷物を置く。
……と、ここでふと気になって勇斗の方を見た。
すると、
バチッ。
……あれ?
今、勇斗と目が合った……?
一瞬だけ、確かに目が合った気がした。
けど、勇斗はすぐに視線を逸らしてしまった。
仁人「……気のせいか」
そう呟いて、俺も勇斗から目を逸らした。
……危ない、危ない。
いつもなら、これだけで嬉しくなって話しかけに行ってしまうところだ。
でも、今は我慢。
これも全部、勇斗に振り向いてもらうためなんだから。
そして、お昼。
いつもなら勇斗を誘いに行くところだけど、今日は最初から太智と食べることにした。
放課後だって勇斗に話しかけることなくそそくさと教室を出た。
……そう。
俺は今、この生活を1ヶ月も続けている。
朝、勇斗に会うために電車の時間を合わせることもない。
お昼に一緒に食べようと誘うこともない。
放課後、少しでも話せるきっかけを探すこともない。
今まで当たり前のようにしていたことを、全部我慢している。
なのに。
……何も変わらない。
勇斗から話しかけてくることもなければ、何か特別な反応があるわけでもない。
もしかしたら、俺が話しかけなくなったことにすら気づいていないのかもしれない。
仁人「……はぁ」
恋って、こんなに苦しいんだな。
コメント
3件
💛ちゃん頑張れ🥹
うわぁぁ…!! 行動が可愛すぎる…!!✨ 意識してるのは自分だけって思って切なくなっちゃう💛さん、ヨシヨシしてあげたくなりました!😭
第3話、読み終えました! 仁人が朝の電車をわざと外してゆっくり登校するところから、太智との軽快なやり取り…最初は「作戦順調!」って感じでほっこりしたんですけど、1ヶ月も続けて勇斗から何の反応もないっていう現実がじわじわと重くて。 「何も変わらない」「気づいてないかも」って仁人が苦笑するシーン、すごく切なかったです…。あの一瞬だけ合った視線、本当に気のせいだったのかなあ。続きが気になります!