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隷の冷酷な研究室を毎日覗きに来る六葉の存在は、隷にとって拒絶できない安らぎとなっていた。
彼の「氷の暗号」は、六葉にしか伝わらない、二人の間の秘密の絆だ。
ある日の夕暮れ。
隷は、魔力調整の失敗から来る激しい疲労で、机に突っ伏していた。彼の全身からは、危険なほどの冷気が漏れ出しており、研究室の床には霜が降りていた。
六葉は、窓からその様子を見て、いてもたってもいられなくなった。
彼は今、本当に危険だ。
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