コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
・・・
「う~ん・・・柚彦君お水・・」
「え?ああ・・お水ね・・・ハイハイほら・・・鈴ちゃん寝るならパジャマに着替えないと・・・」
柚彦はそっと彼女の頬を手の甲でなでる・・・試合の打ち上げでは、彼女がすっかりリラックスして楽しく仲間と飲んでいるから、つい彼女がお酒が弱い事を知らずに、どんどん進めてしまった
家に帰ったらあの暴力的な彼女の元夫の事・・・自分の仕事の事・・・・そしてこれからの二人の事を、ゆっくり話そうと思っていたのに
彼女がこんなにお酒が弱いのは驚きだった、今はすっかり酔っ払ってしまっている
彼女と大切な事を一言も話せず、なんとか連れて帰ってきたのだか、彼女は歩くのもままならなかった。柚彦は彼女の靴を脱がせお姫様抱っこでベッドに運んだ
う~ん・・・このままでは風邪をひくかもしれない・・・
柚彦は二人についてきているポポに話しかけた
「やっぱり・・・パジャマに着替えさせたほうがいいよね・・・」
「アンッ」
ポポが吼えた
クローゼットから花柄のパジャマを持ってきて、柚彦はなるべく彼女を見ないで目をつぶって着替えさせた
頬をピンク色にそめて、気持ちよく寝込んでいる彼女がなんともかわいいホッとする
自然と自分も彼女の横に入って腕枕をした
たしか・・・・ブラックと話している時に、彼女は元夫に背骨を折られたと言っていたな・・・
最初それを聞いてしまった時に信じられない気持ちで、いっぱいになった
しかしそれで彼女が異常に男性に怯えている原因を、ハッキリ理解した