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2 - episode2: “ごめんね”

♥

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2024年04月08日

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続き

















「お前、耳聞こえねぇのッ?」









彼は何を言っているのだろう。


一旦、会話にならないので


俺は、紙とペンを出す。


潔 “すみません。耳が聞こえないんです。”


潔 “筆談での会話でいいですか?”


俺は彼に、紙とペンを渡す。


?? “全然いいぜ。お前名前は?”


潔 “潔世一です。”


潔 “君は?”


?? “俺は、千切 豹馬。よろしくな!潔”


潔 “はい。よろしくお願いしますね。”(ニコッ


千切 “同い年なんだし、タメでいいよ”


千切 “てかお前、何年何組?”


潔 “2年2組です。千切くんは?”


千切 “俺、1組だわ。”


潔 “そうなんだね。”


潔 “千切くんは、部活やってるの?”


千切 “おう、サッカー部!”


潔 “いいね!かっこいい。”


千切 “そーか?結構辛いぞー、”


潔 “そうなんだ。” (笑
















((キーンコーンカーンコーン


話の盛りあがってきたところで、


チャイムがなる。











潔 “それじゃ、教室戻るね。”


千切 “そーだな”


千切 “またな”


潔 “うん、じゃあね。”














千切くんが居なくなると、


気分が沈むな、


そんなことを考えて、教室に戻る。

















授業中




千切「あ、やべ、潔のペン持ってきちゃた、」


千切「たしかあいつ2組だよな、」


千切「後で返しに行くべー」


















授業終了









千切「シャーペン返しに行くか、」












千切「しつれーしまーす。」


千切「潔いるか?,,,」










俺は教室に目をやる。













千切「は?」

























俺は、初めて、


人間の醜さに触れた。



















教室に目をやると、


無造作に破かれた教科書


人を嘲笑い、侮辱するような


言葉がびっしり書かれた机


ビショ濡れの友達。


周りに居るのは、虐めを楽しむ世界のゴミ達。


後は、虐めの傍観者。


顔に書いてある。



















俺/私は悪くない」ってな


















何が起きたのかは知らないが、


分かることは、虐めが起きてるってこと。











俺は、潔の手を取り、


遠くの空き教室へと急ぐ。













千切「なんで、虐められてるって

言わなかったんだッ!!!!」


潔「,,,?」


千切「あの時、なんで俺に相談しなかったッ!!!!」


潔「,,,,,,?」


千切「あの時、相談していれば、

ここまで酷くならなかったかも

しれないだろッ!!!!」


潔「,,,?」


千切君は、何を言ってるの?


何に怒ってるの?


俺なんかしちゃった?


どうしよう,,,。




















俺は紙とペンを取り出す。


紙は当然、水浸しで、字を書くにも、


破けてしまう。


それでも一生懸命書いた。


水で、文字は滲んでしまうけど、


書けた一文を彼に見せる。

























潔 “ごめんね”


































はい終わり。


次は、150♡でー。


バイ

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