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続き
「お前、耳聞こえねぇのッ?」
彼は何を言っているのだろう。
一旦、会話にならないので
俺は、紙とペンを出す。
潔 “すみません。耳が聞こえないんです。”
潔 “筆談での会話でいいですか?”
俺は彼に、紙とペンを渡す。
?? “全然いいぜ。お前名前は?”
潔 “潔世一です。”
潔 “君は?”
?? “俺は、千切 豹馬。よろしくな!潔”
潔 “はい。よろしくお願いしますね。”(ニコッ
千切 “同い年なんだし、タメでいいよ”
千切 “てかお前、何年何組?”
潔 “2年2組です。千切くんは?”
千切 “俺、1組だわ。”
潔 “そうなんだね。”
潔 “千切くんは、部活やってるの?”
千切 “おう、サッカー部!”
潔 “いいね!かっこいい。”
千切 “そーか?結構辛いぞー、”
潔 “そうなんだ。” (笑
((キーンコーンカーンコーン
話の盛りあがってきたところで、
チャイムがなる。
潔 “それじゃ、教室戻るね。”
千切 “そーだな”
千切 “またな”
潔 “うん、じゃあね。”
千切くんが居なくなると、
気分が沈むな、
そんなことを考えて、教室に戻る。
授業中
千切「あ、やべ、潔のペン持ってきちゃた、」
千切「たしかあいつ2組だよな、」
千切「後で返しに行くべー」
授業終了
千切「シャーペン返しに行くか、」
千切「しつれーしまーす。」
千切「潔いるか?,,,」
俺は教室に目をやる。
千切「は?」
俺は、初めて、
人間の醜さに触れた。
教室に目をやると、
無造作に破かれた教科書
人を嘲笑い、侮辱するような
言葉がびっしり書かれた机
ビショ濡れの友達。
周りに居るのは、虐めを楽しむ世界のゴミ達。
後は、虐めの傍観者。
顔に書いてある。
「俺/私は悪くない」ってな
何が起きたのかは知らないが、
分かることは、虐めが起きてるってこと。
俺は、潔の手を取り、
遠くの空き教室へと急ぐ。
千切「なんで、虐められてるって
言わなかったんだッ!!!!」
潔「,,,?」
千切「あの時、なんで俺に相談しなかったッ!!!!」
潔「,,,,,,?」
千切「あの時、相談していれば、
ここまで酷くならなかったかも
しれないだろッ!!!!」
潔「,,,?」
千切君は、何を言ってるの?
何に怒ってるの?
俺なんかしちゃった?
どうしよう,,,。
俺は紙とペンを取り出す。
紙は当然、水浸しで、字を書くにも、
破けてしまう。
それでも一生懸命書いた。
水で、文字は滲んでしまうけど、
書けた一文を彼に見せる。
潔 “ごめんね”
はい終わり。
次は、150♡でー。
バイ