〇〇は北さん主催の学期末テスト勉強会の案内をDMで男子バレー部の1、2年生に送った。
内容は期末テスト前の1週間は部活の時間が1時間短縮の18時までになるので、そこから北さんのおばあちゃんちにみんなで集まって21時まで北さんが勉強を教えてくれる。宮兄弟は確実に参加やろうね。角名くんはどないしはんのやろ?出来れば一緒に勉強したいな…角名くんは…苦手な教科あるんやろうか?パッと見、得意、不得意なくて、何でもそつなくこなすタイプに見えるんやけどね…?はぁ…あかん、あかん、今は人の事どころやない…。まずは、赤点回避は絶対にせなあかんやん?
今週から1週間他の部活はないから私もテスト勉強せなあかんし、あっ!!でも…強豪校はテスト期間中でも、部活は普通にあるって言うし、どうしてはるんやろ?一応、部活は1時間短縮で…北さんのおばあちゃんちでみんなでテスト勉強やけど…自分でも努力せなあかんね…
朝練のあと…〇〇はテスト勉強について考えながら…教室へ向かう。
「〇〇、北さんの勉強会に参加するの…?さっき、北さんと話してた後に、勉強会のDMきたからさ…。てか…あんたの彼氏、おれなんだけど…なんで、おれに相談しないの? 」
低い声の角名が、イラついた表情で〇〇に距離を詰める。〇〇は後退りながら壁際まで追い詰められ…
「えっ?あっ…その…あれや…あの…」
「ん?なに…言ってみなよ…聞くからさ…」
角名は危険な笑みを浮かべて〇〇の顎に指をかける。
「えっ?あの…□□先輩に…勉強のこと相談したら、北先輩に話しが行って、ありがたいお話だから受けたんやけど…みんなの力になるんやからええやんか?」
〇〇は少し、しまったとは思ったものの、別に悪いことしてへんと思って角名に言い返す。
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