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⚠️露×日

ここまで読んでくださっているあなた様方ならなんでもいけますよね…つまり注意事項が何もないのですよ…いや、ちょい米日…あるかな?

何でも大丈夫という勇者の方はどうぞ!


















日「…ッえっくしゅ!」

部屋の隅っこで丸まっている私、いつぞやを思い出します…そしてどこからか悪口を言われている気が!

日「ロシアさん…」

胸が刺されているみたいに痛いなぁ…泣いても仕方ないのに、馬鹿みたい

日「…」

…今日は…晴れだったかなぁ……遮光カーテンで太陽の光全く見えないんですけど…って、天気のこと思い出したら雨宿りの記憶が…!

日「ッ!?う”ああぁ…///」

今更恥ずかしい…//おかげで涙は引っ込みましたけど、「好き」かぁ~…ぅ”ぅ//

米「…なにしてんの?」 日「ッわきゃあああっ?//!?」

米「うっせ…」

日「なッ//…どっ、どこから見てました!?」

米「頭抱えて恥ずかしそうに唸ってるとこから」

はぇ…言って欲しかった…

日「い、意地悪しないでください!」

米「…随分と上からだな?」

あ、ロシアさんのときの癖で…影で顔が隠れて見えないけど、怒って…る…?

日「…ぃえ、すみませ…、」

米「ん~ん?怒ってないよ、素直になっちゃって、可愛くなったじゃん」

あれ…?いつもなら威圧的な口調で注意されるのですが…

米「イタズラだよ、それよりココ」

アメリカさんがトントン、と自身の首筋を軽く指差している。

米「替えようか、もう治ってるだろうけど」

そうポツリと独り言のように呟いて歩み寄ってくれた、私の包帯を新しく替えてくれるらしい。

日「このくらい自分で…「聴いて」

私の話を静止し、包帯を替えながらぽつりぽつりと話し始めてくれた。

米「なんも、相槌とか要らないからさ、聴いて?」

そう釘を刺されてはなにも言えないです…

そんなことを思って静かに言うことを聞くことにした。

米「前さ~…俺がノリと勢いで日本に聞いたじゃん?覚えてっかな、前っつっても結構初対面ンときなんだけど、ほら、」

米「ゆーー…((ピンポーン^^

アメリカさんが包帯を巻く手を止めて静かに玄関の方へと目を向けた。

米「意外と早かったな」 日「あっ…」

結局何を言いたかったんでしょう…

米「…ん?ああ、もう治ってる、やっぱ早いな…けど少し歯形は残ったか、見事な程に」

日「…国だからでしょうか」 米「な」

そうケラケラと笑うアメリカさんを見て、「あ、好きだな」と思った。もう、心臓にトスって、

…好きだ…側において欲しい…いや、こんなことはずっと前から…

日「えっ」

はっと我に帰る、自分の思っていたことにびっくりした。ロシアさんを心配させた、何よりインターホンを鳴らしたのはきっとあの人だ。

待たせている、心配して来てくれたのに、こんなこと考えて…

米「ほら、いってらっしゃい」

包帯を巻き終えたらしい彼は、顔の半分に影を作りながら細く笑った。

日「…ッ、」


…綺麗で、とても残酷だ。





露「…そりゃ出てこねぇわなぁ」

折角連れて帰ったのに素直に返す馬鹿居ないもんな~…

…壁ぶち破って入るか

てなわけで壁に蹴り入れる姿勢でいると突然玄関の扉が開いた。

そこには間抜け面で唖然と突っ立っているアメリカがいた。

この面にも蹴りを入れようかと迷ったが…やめておく。

米「…お前…壁破ろうとしたよな?」

いつにも増して察しがよろしいようで。

露「…で、なんで来たか分かってる?」

米「んー、お迎えだぞ」

その言葉の数秒後にアメリカの後ろから日本がよそよそと出てきた。

日「…え~っと……」 露「は…?」

もう少し手こずるかと思っていたが…案外あっさりだったな…?

米「ほらほら~、感動の再会なのに2人とも棒立ちで居んなって」

どうも気色の悪い程明るい笑顔でぱんぱんと嬉しそうに手を鳴らしている。

露「はぁ…?」 日「…」

米「おいおい、感動のシーンにそんなん要らねぇって…一気にブルーな気分になっちまったよ」

呆然と立ち尽くしているとアメリカが肩に日本を寄せた。

米「…ご注文の取り消しは受け付けてますけどどうしますー?」

コイツは誰のせいだと思ってんだ。

露「…分かってんだろ、取り消しは無しだ」

米「あっそ、残念」

するとアメリカが日本の背中を押し、俺の胸に放り投げてきた。

日「ウグ…」

米「…すぐ帰ってくるさ」

露「何言ってんだ…もうこんなことになんねぇよ」

米「…さあ…いや、そうだな、というよりはそうだと良いな…ロシア、お前次第だ」

露「…?」






日本と一緒に帰路に着く途中、いくつか聞きたいことがあったが…一個どうしても聞いておきたいことがあったので訪ねてみるが、こういうのはあまりよろしくないんだろうな。

話しかけるときは優しく…優しく、

露「…顔色良くないけど大丈夫?」

日本の目が大きく見開かれ、紅い瞳にくるりと無邪気に光が泳いだ。

日「…ふふっ」

露「…あー、いい!…で、その包帯はどうした?アメリカか?それしかねぇよな、一発いっとくか?」

日「恥ずかしいんですね~…そんなに喋っちゃって~?」

露「…ッ、くッ…」

…調子いいなぁ?!倒置法なのが余計腹立つ…

露「…そういうのいいから…ケガしてるんだよな?…まぁそうか…」

日「ケガはしましたが…すぐ治りましたよ、痛くも痒くもありませんっ!」

日「見ます?」 露「え~…」

露「なんか怖いんだが…」

日「痕は残ってるらしいですけど…よいしょ」

そう言ってゆっくりと包帯を取る日本、徐々に白肌が露になっていく。

露「…ッ、?!」ゾワッ

歯形。

露「…?…あ、?」 日「…?どうされました?」

露「…いや…なわけ、包帯なんかで…そんなわざと目立つことしないよな、?はは…」

生臭い…というよりは甘酸っぱい臭い…

歯形…

露「いや、いや…」

あまり…というか考えたくもないことが脳裏をよぎった。

日「…ロシアさん…?なんで…」

露「…何…?」

日「泣いてるんですか?」

日本が近くにいるはずなのに遠くにいるように感じた。こんなすました顔して、何もなかったように俺の側歩いて、話して…

露「違うよな…?」

日「ッ、具合悪いですか?痛いところとか…」

そう言って心配そうな顔をしながら手を伸ばしてくれた日本の手を反射的に振りほどいてしまった。

露「…あ…いや、ごめん、先行くわ」

そう呟き速足になる、その時日本が裾を掴み、「ロシアさん」と細い声で訴えていたが、それすらも振りほどき歩いた。


一番のクズは俺だったんだな。

言い表せない感情で、しかし正直にも涙が溢れでた。目頭や頬が痛くなるほど袖で顔を擦りながら宛もない道を、地面に涙の跡を付けながら歩いた。



-続く-










こんちくわ、イカです

東京から帰還しました。東京都民歩くの早いし、なんか笑ってる人いないし皆スマホ見てるし…

ちょっとだけ寂しさというか…「絶対」みたいなのを感じたというか…まぢ皆笑え

あ、景色とかご飯とかそりゃもう最高でした。

私の馬鹿が発揮された時があって、ご飯に小倉頼んだことです。小倉=あんこを忘れていた…ッッ?!全部食べたんですけどね

それゃ、ありゃと~ござんした!









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コメント

17

ユーザー

お願いしますお願いします続きをお恵みくださいお願いします

ユーザー

ロシアが…あのロシアが⁉︎泣いただと⁉︎…

ユーザー

…7ヶ月通過☆

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